足立区議会 2022-03-15
令和 4年 3月15日文教委員会-03月15日-01号
令和 4年 3月15日
文教委員会-03月15日-01号令和 4年 3月15日
文教委員会
午後1時27分開会
○かねだ正 委員長 それでは定刻前ですけれども、おそろいのようでございますので、これより、
文教委員会を開会させていただきます。
○かねだ正 委員長 初めに、私から
記録署名員を指名させていただきます。
石毛委員、
長谷川委員、よろしくお願いいたします。
○かねだ正 委員長 次に、議案の審査に移ります。
(1)第28号議案
足立区立学校設置条例の一部を改正する条例を
単独議題といたします。
執行機関、説明をお願いします。
◎
学校運営部長 文教委員会の
議案説明資料2ページをお願いいたします。
件名は、
足立区立学校設置条例の一部を改正する条例で、1の改正の理由ですけれども、
東綾瀬中学校の改築に伴う
仮設校舎への移転ということになります。
一番下にありますとおり、
施行年月日は令和4年5月1日ということで、4ページには位置図をお示しいたしました。御審議よろしくお願いいたします。
○かねだ正 委員長 それでは、質疑に入ります。
何か質疑はありませんか。
◆ぬかが和子 委員 この
東綾瀬中学校、新しい位置の
仮設校舎というのは、今現在は、
綾瀬小学校の
仮設校舎ということで、
綾瀬小学校の
子どもたちは
綾瀬小学校を卒業したと思ったら、また、同じ
仮設校舎に通うようになるという点では、この位置でいる期間をなるべく短くする、やはり少しでも、新しい
東綾瀬中学校に通えるようにしていただきたいと思うのですが、どうでしょうか。
◎
東部地区建設課長 現在、
東綾瀬中学校の工事については、令和6年の夏過ぎの9月に開校ということを考えてございまして、そのスケジュールで進めているところでございます。
その最後の月といいますか、夏以降につきましては、今、ぬかが委員おっしゃいました児童たちが使えるように、努力していきたいというふうに考えてございます。
◆ぬかが和子 委員 これ契約案件ではありませんし、ですけれども、工期も短い中で大変だと思うのですけれども、やはり、
子どもたちのことを考えて、是非しっかり頑張っていただきたいと思います。
それと併せて、今まで、小学校の
仮設校舎を、中学校の
仮設校舎に今度は使うという点で、それこそ机の大きさも違うし、水道の高さも違うというのは基本ではないですか。その辺についての対応はどうなのかというのが1点と。
やはり、校庭部分というのが、中学校の校庭だというふうに考えると、どうしても狭いという点で、その辺はどう対応されようとしているのか、お伺いします。
◎
東部地区建設課長 今、小学校で使っている仮設については、中学校の仕様の方に直していくと。
ただ、教室だとか、そういった部分の改修になりますので、ぬかが委員おっしゃいます水道の高さだとか、その辺については、今回の工事には入っていないような形になります。
校庭については、今の形から大きくすることがちょっとできないものですから、御要望がある限り、中学校の御要望に合わせて、武道館だとか、そういったものをお借りするような形で、今、進めてございますので、そういった形を取っていきたいと、そういうふうに考えてございます。
◆ぬかが和子 委員 今、要望に応じてということが大事だとは思っているのですよね。とにかく、しっかり現場学校の方の要望を出していただきながら、体育の授業や部活やスポーツが十分にできるようにしてあげていただきたいということと、それから、
水飲み場はいじらないんですよと言うけれども、
水飲み場は、小学校1年生の
水飲み場の高さと、それから、中学3年生身長全然違うのではないですか。そうすると、その辺というのは、何か工夫ができないのでしょうか。
水飲み場というけれども、今は、コロナ禍だから、水飲むのではなくて、とにかく常時手洗いで使う場所なわけですよ。そうすると、さすがに、そんなに差があるというのは、どうなのかというふうに思ってしまうのですが、どうでしょうか。
◎
東部地区建設課長 今、ぬかが委員おっしゃられましたところにつきましては、少し検討させていただければというふうに思っています。
◆ぬかが和子 委員 是非、よろしくお願いします。
○かねだ正 委員長 その他、質疑はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○かねだ正 委員長 それでは質疑なしと認めます。
次に、各会派からの意見をお願いします。
◆鹿浜昭 委員 可決でお願いします。
◆
小泉ひろし 委員 可決でお願いいたします。
◆ぬかが和子 委員 賛成です。
◆
長谷川たかこ 委員 可決でお願いします。
○かねだ正 委員長 可決で。
それでは、これより採決をいたします。
本案は、原案のとおり可決すべきものとすることに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○かねだ正 委員長 御異議ないと認め、原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。
以下の審査に直接担当でない
執行機関の退席を認めます。
[
執行機関一部退席]
○かねだ正 委員長 次に、請願・陳情の審査に移ります。
(1)元受理番号6 不登校の
子ども達や発達障がい特性のある
子ども達とその保護者に対する適切な支援等の創設を求める請願を
単独議題といたします。前回は継続審査であります。
初めに、
追加署名の提出がありましたので、
区議会事務局次長から報告をお願いします。
◎
区議会事務局次長 本請願につきましては、3月14日付で、23名の
追加署名の提出があり、合計で1,375名になりましたので御報告いたします。
○かねだ正 委員長 次に、
報告事項(14)
特別支援教育推進のための
研究推進モデル校について、
報告事項(16)
ペアレント・メンター事業委託事業者の評価結果について、
報告事項(17)ICTを活用した不
登校児童・生徒への支援について、
報告事項(18)
特例課程教室あすテップの検証会議の結果についてが、本請願と関連しておりますので併せて説明をお願いします。
◎
こども支援センターげんき所長 文教委員会報告資料の21ページを御覧ください。
件名、
所管部課名は記載のとおりでございます。
こちらは、
特別支援教育の一層の推進を図るために、
研究推進モデル校を通じて、
ユニバーサルデザインなど、多様な指導方法や、ICTを活用した
支援体制を構築するものでございます。
実施期間が2番、実施校が3番でございます。
4番、実施内容は、3つございます。
1つ目は、ポジティブな
行動支援といいまして、子どもの望ましい行動を褒める、認めることで、更なる望ましい行動につなげる
支援方法の活用でございます。
2つ目は、ICTを活用した授業改善でございます。
3つ目は、
ユニバーサルデザインの視点からの学級経営の改善でございます。
5番にございます、
学識経験者に協力を依頼する予定でございます。
今後の方針です。
モデル校における
実践内容は、公開授業を通じて周知をし、他の小中学校と
実践内容を共有してまいります。
続けて、23ページを御覧ください。
件名、所管、部課名は記載のとおりでございます。
こちらは、発達障がいのある子どもの保護者の
相談支援や、
ペアレント・メンターとしての育成を行います
ペアレント・メンター事業委託事業者の評価結果について報告するものでございます。
評価委員会の開催日が3番、
評価委員の内訳が4番でございます。
5番、
評価対象事業者は、
一般社団法人ねっとワーキングでございます。
6番、審査結果です。50点満点中、各
評価委員の合計点が、全委員30点以上であったため、来年度も継続可と判定されました。詳細は25ページを御参照ください。
7番、委員からの御意見でございます。聞く力という
ペアレント・メンターの最も大事な能力について御評価をいただきました。また、温かい雰囲気がとても魅力的との御意見をいただいております。
24ページ、課題・要望でございます。
事業を一層広報してほしいですとか、
事務局運営体制視点について、行政から指導をしてほしいなど、区への要望もいただいております。
今後の方針です。こうした
評価委員会における意見、課題、要望を参考に、
委託事業者と協議を行い、
事業運営の改善に努めてまいります。
続けて、26ページを御覧ください。
件名、所管、部課名は記載のとおりでございます。
こちらは、不
登校児童・生徒に対する、ICTを活用した
オンライン支援の活用例を示し、その推進を図るものでございます。
1番、その必要性です。学級活動への参加のハードルを下げる効果や、学級につながる契機となることが考えられます。
2番、学校における取組です。(1)基本的な考え方のウでございますが、表にございますとおり、学級担任とつながりを持つ段階から、教室の雰囲気に慣れさせる段階へ、そして、最終的には授業への参加を促す段階と、児童・生徒の状況に応じた
スモールステップの目標設定により支援をするものでございます。
27ページ(3)留意すべきことです。
ICT活用に加え、家庭訪問なども行いながら、登校を促すことや出席扱いなど、児童・生徒の努力の評価の視点も必要でございます。
3番、令和4年度の
教育委員会の取組です。
ICT支援専任の指導主事が学校を巡回するほか、
プロジェクトチームによる
支援モデル事業を実践、周知してまいります。
4番、不登校の状態別の
オンライン活用例でございますが、28ページに、活用場面や
支援ツールなど一覧表にしておりますので御確認をください。
27ページにお戻りください。今後の方針です。
令和4年度、不
登校オンライン支援モデル校を指定し、実践例・好事例を全校に向けて共有してまいります。
続けて、29ページを御覧ください。
件名、所管、部課名は記載のとおりでございます。
こちらの
特例課程教室あすテップは、不
登校特例校の類似の
支援教室として、支援の効果などを検証することになっておりまして、開設2年度目の検証結果を報告するものでございます。
1月11日に、2番に記載のとおり、
文部科学省などの御出席をいただいて開催をいたしました。
3番、検証結果でございます。
結論は、引き続き、生徒や保護者の意見を集約し、効果を検証することとなりました。
理由といたしましては、特例校への移行により登校のハードルが上がるなどの
デメリットの検証や、区内には私立の不
登校特例校の開設が予定されており、不登校生徒を取り巻く環境の変化が見込まれることなどが挙げられました。
4番、検証内容でございます。
通級状況につきましては、区立第十中学校内の「なでしこ」が19名、
区立花保中学校内の「はなほ」が4名でございます。
30ページ、(3)のアですが、意識調査からは、在籍校に対する拒否感が読み取れる一方、夢や目標の実現に向かう気持ちの項目は、区全体と同様であることが確認されました。
また、ウでございますが、通級生及び保護者の
アンケートからは、通級生と保護者の半数以上が在籍校とのつながりを保ちたいと回答する一方、特例校となった場合に、あすテップに半数以上が登校してもよいとの回答でございました。
5番、
文部科学省などの御意見でございます。
文部科学省としては、特例校への移行による
デメリットを上回るメリットの必要性ですとか、特例校となることについて、地域の意見を確認すべきとの御意見をいただいたところでございます。
31ページ、32ページは、調査結果と
アンケート結果でございますので、後ほど御確認をください。
○かねだ正 委員長 それでは質疑に入ります。
何か質疑はありますか。
◆
長谷川たかこ 委員 今、様々な政策が、来年度次々と実現するということでお話をお聞きし、大変うれしく感じます。
請願活動を、お父さん、
お母さんたちと始めて、1,375名もの皆様の本当に御協力をいただいた中で、このような
文教委員会や
代表質問などの質疑を通じて政策提案をさせていただいたのが、このような形で、
執行機関の皆様の深い御理解の下、
支援体制が構築しつつあるということは、とてもうれしく思うのですけれども、より中身の充実したもので定着させていかなくてはいけないという、使命もございますので、よろしくお願いいたします。
まず、最初にICTを活用した不
登校児童・生徒の支援についてなのですが、今回、
モデル校を設置していただけるということなのですが、
小・中学校どちらの学校を
モデル校にするのかも具体的に決めているのか、詳細をお聞かせください。
◎
教育相談課長 小・中学校それぞれで支援の方法とかも変わってきますので、1校ずつと考えておりますが、来年度からやっていきますので、不登校のまず
お子さんたちがいるのかどうかとか、その状況を見て考えたいと思います。
例年5月ぐらいから不登校が増えてきますので、4月、5月の不登校の状況を確認した上で、その学校の状況を見ながら、各1校ずつぐらいを選定していきたいと、今のところそういうふうに考えております。
◆
長谷川たかこ 委員 以前お話しした、
西伊興小学校が先進的によい取組をしているということで、保護者の皆さんからとても評判がいいのですけれども、
西伊興小学校に、もし不登校児がいらっしゃらなかったら、では、そこは外して、その
西伊興小学校でやっていたことを、ある意味模倣にするような形でも、取組を進められるということでよろしいでしょうか。
◎
教育相談課長 西伊興小学校は、9月の
オンライン授業のときに、かなり多くの人数がいたので、進んでいた状態なのですけれども、今現在、各校で
オンラインの授業できておりますので、特に、
西伊興小学校だけが突出してよい取組というわけではないと思うのですけれども、それを含めてちょっと検討したいと考えております。
◆
長谷川たかこ 委員
代表質問においては、私の提案への御回答で、令和4年9月を目途に、アーカイブとかの録画視聴できる整備も方向性を示していくという御回答いただいているのですけれども、それはいかがでしょうか。
◎
教育相談課長 オンラインの
プロジェクトチームもありますので、そこで、授業を録画できる
技術的環境、録画保存できるのかとか、あとは、指導的な観点、これは、どういう形で学校が指導していくのかというところと、
あと効果的側面、そういうのを含めて検討をして、9月までには結論を出したいというふうに考えております。
◆
長谷川たかこ 委員 是非、
小・中学校の児童・生徒が、しっかりとそれを利用できて、自分たちも授業に参加できているというような一体感を持てるような取組を、是非していただきたいと思います。
それと、足立区版の
ユニバーサルデザインの取組についてなのですけれども、こちらについては、教室の
環境整備という部分については、もう、いろいろな先進的な事例というのがたくさんあるので、すぐにでもできる取組の1つでもあるのですけれども、これは、この5校に対しては、教室の
環境改善というのは、もう100%できる体制で4月スタートするという認識でよろしいでしょうか。
◎
支援管理課長 まず、教室環境につきましては、100%というのは今のところは考えておりませんで、4月の段階で、学校を回らせていただきまして、教室に何が必要かということを学校と協議していきたい、それで、教室の環境を変えていきたいと考えております。
◆
長谷川たかこ 委員
綾瀬小学校がこの間新築されて、この間見学させていただいたのですけれども、あちらなんかは、すぐにでも取り組めることだと思うんですね。教室の
環境改善というのは、例えば、本棚とかに目隠しをするとか、不要な掲示物を外す、それから、目がいってしまいそうなところを、きちんとそこにも
カーテン付けたりとか、気が散らないような工夫をするというのがベストな状態なのですけれども。
綾瀬小学校なんかは、本当に完璧に、それを4月からやるという形で進められると思いますが、いかがですか。
◎
支援管理課長 恐らく
綾瀬小学校は、新しい校舎になりますので、
環境整備はすぐできるかなと思っております。
ただし、いろいろな手法があるので、その辺は、教室のまた担任の判断で、どういう形で、
ユニバーサルデザインの視点で、教室の環境を変えるかという、少し考えさせたいと思っております。
◆
長谷川たかこ 委員 教室の環境というのは、何かいろいろな文献を見ますと、ほとんどみんな全部似ていて、そんな変わりはないんですね。なので、そこの方は、この間、
支援管理課長に
ユニバーサルデザインの冊子を幾つかお渡しさせていただいたんですけれども、あれは、どこも全部共通している内容なので、是非、それに沿った形で、ある程度の基準を満たすということを意識していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
◎
支援管理課長 私も、また今回、日野市の資料をいただき、参考にさせていただいております。どういう形がいいのかということは、私も把握しておりますので、是非、いい形で進められたらと思います。
◆
長谷川たかこ 委員 地元が、私、
綾瀬地区なので
綾瀬小学校と
東綾瀬小学校が
ユニバーサルデザインの
モデル校になるということなので、こちらの方は、この後もちょっと調査にお伺いさせていただきますのでお願いいたします。
それとあと、
ユニバーサルデザインの視点での改善以外にも、ほかにちょっと特徴のある取組をやや入れていらっしゃるのかなというのが見受けられるのですけれども、今回、
協力依頼が
学識経験者の中に、日野市で明星大学の教授の
小貫先生、以前からお話ししている、足立区の
特別支援の方にも教えに来ていらっしゃる先生なのですが、このメンバーの中に入っていらっしゃらないのはなぜなのでしょうか。
小貫先生と、今までいろいろと
執行機関の皆様に
小貫先生のお話をさせていただいているのですが、そういう日野市の
教育委員のメンバーでもあり、日野市の
ユニバーサルデザインの教育を正につくり上げた第一人者である先生が、足立区でも関係しているにもかかわらず、ここに
学識経験者の
協力依頼に入っていらっしゃらないというのは、すごく不思議なのですけれども、いかがですか。
◎
支援管理課長 小貫先生につきましては、足立区全体の研修で、
ユニバーサルデザインを進めていきたいと考えておりますので、そちらの方で御協力をいただくということで、今進めております。
◆
長谷川たかこ 委員 既にもう
小貫先生とお話はしているということですね、分かりました。
それと、
あとペアレント・メンターの事業についてなのですが、こちらの方もちょっと私の方でいろいろと設置をさせていただいたところなのですけれども、
ペアレント・メンターの皆様から、やはり親と
子どもたちの学校を介しての代弁者というのが必要だというようなお話をいただいております。
私も調べましたら、滋賀県で、
地域アドボケーター制度というのがありまして、それをこの間の
予算特別委員会でも提案をさせていただいたところなのですけれども、是非、福祉部の中村部長も御理解を深めていただいているところなので、滋賀県の
地域アドボケーター制度を調査していただきながら、今ある
ペアレント・メンターを、更にどういうふうにしていったらよりよい支援につながるかというのを、更に研究していただいて、拡充していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
◎
支援管理課長 今の段階では、
ペアレント・メンターの方には、関係の所管等につなげるということで、今回、メンバーの方には話をしております。
将来的に、やはり情報はしっかり持っていらっしゃいますので、それを今度は一緒にどこかにというような形ができるように、
ペアレント・メンターの方を育成できればなと考えております。
◆
長谷川たかこ 委員 かなり専門のスキルの高い次元の話にもなってくるので、誰でもというわけにはいかないと思うのです。ただ、親と子の代弁者という部分で、役所の方に御相談して、役所の方が学校の中に入って、対教員と親御さんや生徒の間に入って代弁するというのも、それは、またちょっと違うのではないかなと。
滋賀県の方では、やはり障がいをお持ちの当事者の会の会長たちで、子育てを終えたような方々が、その役を担っているというような現状もありますので、人を育てるという部分で、是非、滋賀県の取組を、足立区も研究しながら模倣していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
◆
水野あゆみ 委員 私からも、
報告事項の(17)と(18)について、伺わせていただきます。
既に、不
登校児童・生徒に対して、
タブレットを使って授業を展開していただいている学校もあります。私も伺ってきました。
そちらの学校は、マンツーマンで、空いている時間を、先生と生徒が、時間合わせてやっているという状況なのですが、どうやって
先生たちに、そういう時間をつくっているのですかと伺いましたら、やはり、部活が中止になったので、放課後の時間を活用して何とかやっていますという方なので、部活が再開されると厳しいという声もありましたし、また、
教科担任制で、フルで教科が埋まっていない先生にお願いしたということも伺いました。
そういうことを聞くと、やはり小学校の先生なんかは、教科担任ではないので、フルで時間が埋まってしまっているわけなのですけれども、この報告資料26ページを見ると、やはり支援は、担任が中心となって進めていくようなこと書かれています。
もう、ただでさえ忙しい学校の先生なので、こういった不登校の
ICT支援を担任だけに任せるのだと、やはりきめ細かい支援というのが難しいのかなと思いますが、このところは、どのようにお考えでしょうか。
◎
教育相談課長 私も、いろいろな学校の取組を見ておりまして、例えば、中学校の担任はもちろんやっていただくのですけれども、例えば、具体例を言ってしまいますけれども、
入谷南中学校では、各教室に固定のパソコンを置いているのですね。中学校の先生は、パソコンを持ちながら、それぞれ授業に行くので、担任のところに、教室に置いていくわけにいかないので、全ての学校に、予備のパソコンをクラスにおいて、先生が代っても、そこが、パソコン置きっ放しになるので、それを使って
オンライン、
リモート授業をしているとか、中学校によっていろいろな工夫があります。
例えば、固定の
オンラインカメラを買ってやっている学校もありますので、それぞれいい事例がありますので、そういうのをちょっといろいろ好事例を収集しながら、各学校に周知していきたいなというふうに考えております。
◆
水野あゆみ 委員 今まで学校に来られない児童・生徒、また、外出も困難だという方に
タブレットでつながれたということで、本当によかったということを、その先生方もおっしゃっていたのですけれども、27ページ見ると、不
登校状態別オンライン活用例とありまして、やはり登校不可また外出困難で担任との会話も困難というのがあります。やはり、こういう場合は、担任が中心になってやっていくのも厳しいのかなというふうに、私も思いますので、やはり学校の
スクールカウンセラー又は
教育相談につなげてもらって、しっかり
チャレンジ学級又はあすテップにつなげてもらう又はそのあすテップや
チャレンジ学級から
ICT支援をしっかりやってもらうという、こういう体制が大事なのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。
◎
教育相談課長 我々も、学校の
オンライン授業とか
オンライン支援だけに頼ることは、当然考えておりませんので、まず、担任と話ができないとか、学校と全くちょっと交流がないお子さんに対しては、スクールソーシャルワーカーが
教育相談につなげるとか、我々行政側の資源も活用して、様々な角度から支援をしてまいりたいというふうに考えております。
◆
水野あゆみ 委員 ちょっと私が気になったのは、あすテップに通っているお子さんの保護者とお話ししたときに、なかなか
教育相談につなげていただけなかった、あと学校から案内してもらえなかったという事例が何件か伺っています。
やはり、しっかり
教育相談につなげるというのが大事なのか又は
スクールカウンセラーでも、スクールソーシャルワーカーでも、しっかりつなげていただく、学校以外の学びの場につなげていただくというのは、もう最重要かなと思っています。
それで、この区分の「Ⅰa」とか、一番厳しいような児童・生徒というのは、各校で何名ぐらいいるのかというのは、そういう区分ごとに調べるというのは、そのときによって状況も変わってくるのだと思いますけれども、しっかり把握していく必要があると思うのですけれども、いかがでしょうか。
◎
教育相談課長 実は、毎年、不登校の数を把握しているときに、なかなか困難なお子さんの数というのは把握しております。2年前で50名とかだったと思うのですけれども、一定数いますので、そのお子さんに対しては、こういうような
教育委員会の事業を使って、きっかけをつくっていくというような形をやっております。
◆
水野あゆみ 委員 一人も取り残さないという、こういう支援が必要だと思います。
(18)の
特例課程教室あすテップの検証結果についてもちょっと伺いたいのですけれども、これ、私も第十中学校内のあすテップ見てまいりましたが、本当に
チャレンジ学級と違って、2学年で一緒に学ぶのではなくて、あすテップは、学年ごとに教室に分かれて、時間割どおりの授業を進められていました。はたから見ると、学校と何ら変わりない、もう本当にみんな真面目に勉強しているのが印象的だったのですが。
ある保護者からは、子どもに寄り添って、学校に行けなかった子どもが学校に通う、あすテップに通えるようになったということで喜びの声があった一方で、あすテップは、勉強を頑張っていたとしても、なかなか在籍校のように、よい成績が付けてもらえないという声を聞きました。
そのため、あすテップ通うのは諦めたという声もあったのですが、もうこの中学校3年生は、特に受験を控えていますので、成績によっても進路が大きく変わってくると思うのですが、この
特例課程教室における成績の付け方というのは、
文部科学省で何か規定が、基準があるのでしょうか。
◎
教育相談課長 あすテップとか
チャレンジ学級は、いわゆる適応指導教室といいまして、学校以外の教育機関の場に位置付けられておりますので、学校に意見をお伝えするという形になります。成績は、学校が付けるという形になります。
◆
水野あゆみ 委員 学校が付けていただくということは、やはり在籍校にいないとなかなか思うような成績を付けていただけないのかなというのもあると思います。
検証内容のウのところに、通級生と保護者への
アンケートで、特例校と仮定した場合、半数以上が転校してもよいというふうにあります。特例校ですと、成績の付け方は、当然学校と変わりないわけですから、しっかり付くのかなと思うので、進路の選択も広がると思います。
5であるように、東京都の意見の中に、
チャレンジ学級の1つを分教室型不
登校特例校として開設し、多様な学びの場の一層の充実を図るという考え方も示されています。
特例課程教室と特例校、私は、両方あると理想的なのかなと思ってしまうのですが、次回、検証をまたされるということですので、こういう分教室型の特例校について、また成績の付け方について、是非、検証していただきたいと思うのですが、その辺はいかがでしょうか。
◎
教育相談課長 メリット、
デメリットの検証を来年度させていただきますので、その辺も含めて結論を出したいというふうに考えております。
◆
水野あゆみ 委員 最後になるのですが、あと区内に不
登校特例校が千寿第五小学校の跡地に開設予定のため選択肢が増えるというふうにあるのですけれども、こちらは、私立ですので、通える方は、経済的に余裕がある方だったり、いろいろ限られてくると思いますので、これができるからといって、特例校は必要ではないんだよというのではなくて、しっかり区立としても、そういう道を途絶さないでいただきたいなと思います。
要望して終わります。
◆ぬかが和子 委員 私も、この不登校生徒への支援の
報告事項と請願との絡みで質問させていただきます。
確かに、
オンライン活用することになって、とりわけ、今年に入ってからというのは、
オンライン授業をかなりやっていますよね。そういう中で、不登校だったお子さんが、やはり
オンラインで参加しているという話は、たくさん聞いたんですね。
だけれども、日数的には、不登校の規定というのは、年12日でしたか。15日、13日、何日でしたか。
◎
教育相談課長 年間30日となっております。
◆ぬかが和子 委員 年間30日を超えているから、今年度の不
登校児童であることには変わりないそうですよ。変わりないけれども、年度末になって、
オンラインの中だと参加ができているから、本当にうれしいんだということを、先生からもお話を聞いたのですが、いわゆる、そのように今、不登校のお子さんが1,000人に迫っているという中で、不登校と判断された方々の中で、今回、今年度、かなり
オンライン化が進む中で、そういうことに参加した人の数というのは、つかんでいるのでしょうか。
◎
教育相談課長 参加した人数、今年度、集計しますので、つかむことができます。また、参加していても出席扱いになっている場合と、なっていない場合がありますので、その出席扱いの数も把握しております。
◆ぬかが和子 委員 何を言っているかというと、一度、不登校となっていると、今年度、学校現場では不
登校児童なんですよ。だけれども、実際には参加できているというのは、すごくいいことなわけですよ。そこを、生きたものとして数字だけではなく、そして、そういうところこそ生の声を集めてほしい。
どういう授業だと、これでこうだったとか、感想とか、多分、生の声を出しての感想というのは、当事者から集められなくても、先生の方から聞くとかね。そういうことも含めて、そういう事例が何ケースあって、そして、実際どうだったのかというのを、是非つかんで、それを生かしていくべきだと思うのですが、どうでしょうか。
◎
教育相談課長 ぬかが委員のおっしゃるとおりだと思っております。実は、ICTの推進計画の中で、出席扱い90%以上というのを、実は目指しておりまして、900人不登校がいるとしたら、810人は、出席扱いになるように、令和6年度目指してやっていこうと、
チャレンジ学級とか、ICTとか、フリースクールとか全部含めて9割の方が、何らかの学習保障ができているということを目指してやっておりますので、引き続き、邁進してまいりたいと考えております。
◆ぬかが和子 委員 だから、全体で出席扱い9割になるかどうかと、それ大事だけれども、私が、言っているのは、そういう変化の兆しをきちんとつかんで、それを実践に生かすような方向で、それは、子ども家庭部だけの話ではなくて、学校の方の立場としても、そういうふうにやっていっていただきたいと思うのですが、どうでしょうか。
◎教育長 お子様のそういったいい変化という部分については、当然、在籍校の方でもきちんと把握をして、その子どもが、もっと今度は、在籍校の方に出席できるようになるとか、また、そういういい形になるように、生かしていきたいというふうに思います。
◆ぬかが和子 委員 本当に、先ほどもありましたけれども、現場は本当に忙しくて、聞かれて、問われて、そういえば、こういう子が、こういうふうに変化したんだよとか、そういう話が出ても、それを全体で共有して、そして、こういう不登校の子は、こういう変化の兆しがあって、こういうことでよくなったんだよなんていうのは、なかなか集約されていないんですよ。だからこそ、そこに、私は、宝があると思っていますので、つかむ努力をしていただきたいということと、1,000人近い不登校のお子さんというのは、本当に原因から何から千差万別だと思うんですね。
そういったことで考えますと、今回の学校における取組の
スモールステップの目標というのが、私は、どうなのかなあと、非常に、ちょっと分からないと思っているんです。なぜかといいますと、この
スモールステップの目標の、例えば、第一段階、一番厳しい段階の目標例が、学級担任とつながりを持つですよね。だけれども、不登校の原因が学級担任ということも、残念ながらあるわけですよ。
それから、私が聞いた方のケースでいくと、そのお子さんも完全に不登校だったんですよ。でも、
オンライン授業は見ることはできるんですよ。だから、
オンライン授業を、正に先ほど答弁にあったように、教室の様子をずっと流しているから、やはり焦りはあるから、そういうのを見るだけで、少し安心するわけですよね。でも、そういうお子さんは、どこの段階なのというと、学級担任とはつながり持てないんですよ。というか、会話とかはできないわけですよ。そういうふうに、人によって全部違う。
そうすると、こうやって第一段階、第二段階、第三段階というステップというのの考え方というのは、私は、どうしてもよく分からないのですけれども、これは、どこから出て、現場から出て、こういうふうにしたのか、何のためなのかというのが、よく見えないのですが、どうでしょうか。
◎
教育相談課長 おっしゃるとおり、不登校の状態は千差万別でありまして。これは、あくまで例といいますか、事例を示したものです。
その28ページの
オンライン活用例におきましても、あくまで例を示しただけで、学校からも、この例に当てはまらない場合どうするんだという意見もいただいておりますので、そういう場合は、臨機応変に対応するしかないのですけれども、あくまでこういう例を示して、こういう場合は、こういう支援がどうでしょうかということを、学校に示したというような御理解をいただければと思います。
◆ぬかが和子 委員 やはり、一番大事な解決策は、私は、現場にあるし、現場の方々が知っているのではないかと思っていまして、そのお子さんに合わせた対策を、つまり、今も、別にこれだけにとらわれないというのは、答弁いただきましたけれども、その一人一人に応じた対策を
スクールカウンセラーや、それから、学校の担任や、また、携わる方々、場合によっては養護の先生ということもあると思うんですよ。そういう方々と、一人一人をきめ細やかに、今までもやってきたと思うんですよ、現場は努力してきたと思うんだけれども、そこを応援するというのが非常に大事になるのかなというふうに思っています。その上で、
オンラインがあるのではないかというふうに思っていますので、そこをしっかり現場の方でも浸透させて、対応していただきたいのですが、最後どうでしょうか。
◎教育長 本当に、お子さんによって様々な理由で不登校になっていると思います。また、その辺を解決しながら、あくまでもツールということで、このICTを活用しながら、お子さんに合わせて、その解決策の糸口を、
スクールカウンセラー等々関係者も含めて導き出せるように、努めてまいりたいというふうに思います。
◆鹿浜昭 委員 すみません、ちょっとあすテップの件でお尋ねしますが、この
特例課程教室で、今、現在あるかと思うのですけれども、特例校に移行をしなければならないという決まりがあるのですか。その辺、教えてください。
◎
教育相談課長 特に、特例校に移行しなければならないという決まりはございません。
◆鹿浜昭 委員 では、このまま今の状態を続けていくということで、今の現状は、考えられているのですか。
◎
教育相談課長 そこを
文部科学省と東京都を含めて検討していると、特例校になった場合のメリット、
デメリット含めて考えているという状況で、来年度も検証したいというところでございます。
◆鹿浜昭 委員
文部科学省の方も、昨年の10月ですか、末松大臣もお見えになって、現場を見られたというようなことも書かれて、大分、そういった意味では、注目されているのかなというふうにも思うのですけれども。
今、現状で2つの教室があって、第十中学校の方が19名、花保中学校の方が4名ということで、人数にちょっと違いがあるのですけれども、内容が違うのかどうか、今、学年で分けてやっているというような話もあったのですけれども、それと、あと体育の授業はどういうふうな形になっているのか、
チャレンジ学級が卓球をやっているような話ですけれども、その辺ちょっと教えてください。
◎
教育相談課長 実は、花保中学校の方が、交通の便が若干悪いといいますか、駅から遠いものですから、どうしても、第十中学校のなでしこの方に流れていってしまうというところなので、花畑地区であるとか、神明とかあっちの方からは、今後、花保中学校のはなほの方を紹介していきたいなと思います。
あと、体育につきましては、例えば、はなほであれば、総合スポーツセンターを借りたりもしておりますし、スポーツセンターの公園を使ったりしております。なでしこの場合は、梅島第一小学校の体育館を借りて、そこの体育館使ったり、亀田小学校の体育館を使ったり、協力しながらやっているというような状況でございます。
◆鹿浜昭 委員 あと一つ、最後要望なのだけれども、やはり今2か所だと、大分そういった意味で、利用したい人も地理的に難しい面もあるのかなというふうに思いますが、今後、増やす予定というのはあるのですか。
◎
教育相談課長 実は、こういう不登校の居場所、このあすテップと、あと
チャレンジ学級も数年前に1か所増やしましたし、あとNPOの居場所を兼ねた学習支援を今、4か所でやっていまして、全部合わせて9か所になっておりますので、今のところ、この体制でやっていきたいんだというふうには考えております。
◆
小泉ひろし 委員 私の方からも、あすテップの取組を、ちょっと確認させていただきます。
検証結果は、生徒や保護者の意見を集約し、効果を検証していくという、これからのこともあると思うのですが、たしか以前も検討会議というんですか、やったときに、在籍する、要するに在籍校に籍を置きながら通級できることが、どちらかというと、保護者としては要望しているというか、それをベースに考えた嫌いがあって、逆にあすテップへ通っている生徒たちは、要するに、あすテップにどちらかといえば籍を置いてもいいのではないかという、その辺の保護者と生徒の考えのギャップというか、
アンケート結果でも出ていたと思うのですが、その保護者側の理解というか、子どもの気持ちも含めて、その辺に変化があったのでしょうか。
◎
教育相談課長 実は、一昨年は、そういう結果でした。今年度は、保護者の方も、あすテップでもいいのではないかというような結果が出ております。在籍校に籍を置かなくてもいいのではないかという方が、若干多くなっているんですね。
それは、あすテップを、結構、評判がいいというのは、手前みそなのですけれども、割と支援をちゃんとしていただいているという認識が保護者の方についてきたのかなと考えておりまして、いい結果ではございますが、この特例校となったときに、特例校になって、かつそこの学校で不登校になってしまったみたいなこともなきにしもあらずなので、そこは、
デメリットのところで、
文部科学省の方も指摘されていましたけれども、そういうのを含めて考えないといけないなというふうに思っております。
◆
小泉ひろし 委員 民間の特例校はできるかもしれませんが、その辺がやはり在籍というか、籍をどこに置くかという部分で、ある程度のあすテップの評価が、保護者にとっても高い評価があるということであれば、無理やりではないけれども、今後、運営は成功しているというふうに、
文部科学省の方でも評価しているようですし、
学識経験者の方は無理やり移行する必要はないという意見もあるようですけれども、引き続き、成果が出るように、次回に向けてお願いしたいと思います。
○かねだ正 委員長 その他、質疑はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○かねだ正 委員長 質疑なしと認めます。
それでは、各会派からの意見をお願いします。
◆鹿浜昭 委員 不登校支援に対しては、今後、特例校が新たに、今後、建設予定も立っているということもあり、大分、足立区も充実されてきているのかなというふうに思いますし、また、発達障がいの
子どもたちの保護者に対しても、
ペアレント・メンター等、若干課題もありますが、そういった意味でほぼ充実されているのかなというふうに思いますし、ある意味、願意も、それなりに満たされているのかなというふうにも思っておりますが、若干、まだ様子を見ながら進めていきたいと思いますので、継続でお願いします。
◆
小泉ひろし 委員 請願の中では、文面を見るとサポートや支援を本当に必要としている親子に行き届いていないということですが、区としても、今、着々と取り組んでいる。今後の推移を見る意味では、継続とさせていただきます。
◆ぬかが和子 委員 この1年間議論する中で、本当に進んできて、また、区も頑張ってくださっているというところも本当によく分かっているのですけれども、やはり、この請願のスタートラインというのが、発達障がい特性のあるお子さんが、本当に、例えば学校の中で正しく理解されないで、正しく理解されないがために、つらい目に遭ったり、理不尽な思いをする中で不登校になったり、そういう傾向もあるというところが、私、議論しだしたスタートラインだと思うんですね。
そういうことを、本当に足立区を挙げて、
教育委員会を挙げて解決をしていくということにしていかなければいけないというふうに思っています。そういう立場でみますと、これは、もう是非採択をお願いしたいと思います。
◆
長谷川たかこ 委員 ようやく来年度構築しつつある支援制度が幾つもありますので、しっかりと皆さんも研究しながら構築していただきたいと思っております。採択でお願いします。
○かねだ正 委員長 それでは、これより採決をしたいと思います。
本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。
[賛成者挙手]
○かねだ正 委員長 挙手多数であります。よって、継続審査と決定をいたしました。
次に、(2)元受理番号13 児童・生徒の介助員登録者を増やす工夫・改善及び行事介助員を探す際の保護者の負担軽減を求める請願を
単独議題といたします。前回は継続審査であります。
また、
報告事項(15)スクールアシスタントの事業実施結果報告についてが、本請願と関連しておりますので併せて説明をお願いいたします。
◎
こども支援センターげんき所長 文教委員会報告資料の22ページを御覧ください。
件名、
所管部課名は記載のとおりでございます。
こちらは、令和3年度スクールアシスタント事業につきまして、実施結果を報告するものでございます。
1番の表でございますが、配置されている日常スクールアシスタントの令和3年12月末時点の人数です。こども支援センターげんきの支援管理課の名簿登録者等、学校からの推薦者を合わせて171人でございました。令和2年度の125人を、既に上回っております。
2番の表です。行事スクールアシスタントの令和3年12月末までの実施件数でございます。宿泊行事が10件、日帰り行事が40件でございます。
3番、登録者数を増やすための主な取り組みです。募集チラシなどを区内大学に配布したほか、区ホームページの会計年度任用職員募集状況一覧へ掲載をし、公募するなどいたしました。
今後の方針です。
コロナ禍が収束いたしましたら、区内大学との連携をより強化いたしまして、学生スクールアシスタントの名簿登録者数の増加に努めてまいります。
○かねだ正 委員長 それでは質疑に入ります。
何か質疑はありますでしょうか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○かねだ正 委員長 質疑なしと認めます。
それでは、各会派からの御意見をお願いします。
◆鹿浜昭 委員 継続でお願いします。
◆
小泉ひろし 委員 継続で。
◆ぬかが和子 委員 前回同様、採択でお願いします。
◆
長谷川たかこ 委員 採択でお願いします。
○かねだ正 委員長 それでは、これより採決をいたします。
本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。
[賛成者挙手]
○かねだ正 委員長 挙手多数であります。よって、継続審査と決定をいたしました。
次に、(3)元受理番号21 健常児と障がい児が関わる時間を増やすインクルーシブ教育の拡大と医療的ケア児や重症心身障害児を受け入れる保育制度を求める陳情を
単独議題といたします。前回は継続審査であります。
また、
報告事項(13)医療的ケア児とその家族の地域における支援についてが、本陳情と関連しておりますので、併せて説明をお願いいたします。
◎
こども支援センターげんき所長 文教委員会報告資料の19ページを御覧ください。
件名、
所管部課名は記載のとおりでございます。
こちらは、昨年4月より、区内保育園における医療的ケア児の受入れを開始いたしましたが、小学校入学に向け、就学前、学齢期の切れ目のない医療的ケア児
支援体制などの構築に取り組むものでございます。
2番です。令和5年度に、医療的ケア児が学齢期を迎えますので、令和4年度中に、指定園2園と小学校2園が連携するモデルケースを実施するものでございます。
そこでまず20ページお進みください。
4番の表でございます。4つの医療的ケアのうち、看護師が行うケアと看護師以外が行えるケアに大別されております。ここで、看護師以外とは、第三号研修修了者といいまして、研修修了によって特定の利用者へケアが可能となるものでございます。
19ページにお戻りください。
3番でございます。モデルケースのイメージでございますが、左側の駐在校、こちらでは、第三号研修修了者が1日小学校に常駐しケアを行います。右側の巡回校では、拠点園の常勤看護師が小学校を巡回し、ケアを実施いたします。
20ページ、今後の方針です。
医療的ケア児等地域支援作業部会におきまして、常駐校、巡回校の試行実施校を選定するほか、モデルケースの実施結果を検証し、支援モデルを確立した上で、全区展開できればと考えております。
○かねだ正 委員長 それでは質疑に入ります。
何か質疑はありませんか。
◆石毛かずあき 委員 私の方は、インクルーシブ教育について、ちょっと何点か御質問させていただきたいと思うのですが、今や、障がいのあるお子さんだったり、若者の学ぶ権利を保障するのも、このインクルーシブ教育の中に入っておりまして、これが、もう今や、世界共通の課題の中に入っていると聞いています。
国際連合児童基金ユニセフの昨年11月の報告書の中に、世界で障がいのあるお子さんの数が、世界の中で、約2億4,000万人いらっしゃるという推計が出されました。こういった数にも驚くのですけれども、それだけ、こうしたインクルーシブ教育の進める上での、世界の重大課題であるということが、これをみても理解されるわけなのですが。
まず、単に障がいのあるお子さんが、障がいのないお子さんと同じ学校に入学させることが、インクルーシブ教育と思うのかどうなのか、まず、区の認識をお聞かせください。
◎
支援管理課長 就学に向けては、こども支援センターげんきの方で判定委員会というものを開催しております。医師と、また、実際にそのお子さんの行動等も含めて観察をさせていただいて、総合的に判断で、その方が、今の段階で一番適切な学校ということで、
特別支援学校・
特別支援学級、また、通常学級、更に
特別支援教室の利用というようなことで、保護者の方にアドバイスをしております。
◆石毛かずあき 委員 それで、この陳情にあるように、インクルーシブ教育の理念に基づいて、ほかの
お子さんたちと同じ学びの権利を保障してほしいという、こうしたのは、もう重要なテーマになってきています。
インクルーシブ教育を進める上で、今、御説明ありましたが、区の課題というものは何か、お聞かせいただけますか。
◎
支援管理課長 一番の大きな課題といたしましては、通常学級に入りました後、ほかの
仲間の友達たちが、どこまで理解できているかということについては、まだまだこれから
子どもたちを育てていかないといけないなというのが1点でございます。
また、保護者につきましても、やはり、まだまだ御理解をしていただけないケースもありますので、この2点が課題と考えております。
◆石毛かずあき 委員 正に、そういったことだと思うのですね。この陳情にあるように、ここでは、いじめ問題をテーマとして、自分と違う人を受け入れるとか、マイノリティーを受け入れることとかということはありますけれども、教育現場で、やはりこの障がいをお持ちのある
お子さんたちが、障がいのないほかの
子どもたちとの違いを感じてしまって、孤立感だったり、隔たりなどを思わせてはならないというふうに思うのですね。
ですので、区においても、そう感じさせることなく学校教育が受けられるような、そういった環境の改善が必要だと思うのですけれども、今後、どのような環境を整備し、改善方法というのがあるのか、お聞かせください。
◎
支援管理課長 この改善につきましては、支援管理課だけでは無理ですので、もちろん、教育指導部とも連携をしながら、授業の中で、また、日常生活の中で、インクルーシブ教育ということをしっかりと教え育てていくということが、非常に大事だという点と、私どもとしましては、
特別支援教育が専門ですので、そこからスタートして、だんだん外に広げて理解を深めさせるということをやっていきたいと考えております。
◆石毛かずあき 委員 正にその外の広がりというところが非常に大事で、こうした問題というのは、今、御説明ありましたけれども、
お子さんたちだけではないんですね。SDGsでも、全ての人々に包摂的で、かつ公正で、質の高い教育を提供する、こうした目標を通して、私ども公明党も、これまで障がい者への平等な教育機会の確保だったり、また、障がいに配慮した学習環境の整備を要望してきましたけれども、障がいが、個人の問題だけではなくて、社会の側が変わらなければならないんだといった課題、こうしたものを解決していく必要があると思うんです。
この点について、区の見解と課題の取組についてお聞かせいただけますか。
◎
支援管理課長 まず、一番の課題といたしましては、特性のあるお子さん、又は、ハンディのある
お子さんたちに対して、その声をしっかりと受け止めるというのは、行政の仕事だと考えております。声をしっかり受け止めて、行政としてどういうことができるかということを考えるということを我々の課題として考えております。
◆石毛かずあき 委員 行政の課題として、それをどう保護者だったり、大人だったり、社会に対して説明して理解をしていただけるかというところになってくると思うのです。
最後になりますけれども、大切なことは、やはりこういった障がい福祉分野の制度、そういったことについて、障がいを持った方々、障がいを持つ私たちのことは、私たちを抜いて決めないでほしいというのが、今、世界でも強い声が広がっているというのです。現在、障がいをめぐる問題に取り組むNGOの代表が、障害者権利条約の構想への参加が認められるようになったと聞いています。この障害者権利条約というのは、184か国地域が批准をしているのですけれども、区においても、こうした、これまでも多くの声を聞いていただいているとは思うのですけれども、再度、その人たちの思いを考慮していただいて、いま一度、インクルーシブ教育の実現に向けた取組を拡充していただきたいと思うのですが、最後、御決意とか、今後の目標とか、そういったものがあれば、お聞かせください。
◎教育長 障がいをお持ちの方が、そのほかの方と一緒に学校教育を受けて、それで、そういったことが日常的にも当たり前になる。ただ、そこに行くまでには、そこに参加していただいた方々から、本当に、ハード的なものであったり、あとは、ソフト的なものであったり、いろいろ私たちの気がつかないところが多々あると思います。ですので、今後のそういった活動の実践の中で、そういったお声を一つ一つお聞きをしながら、改善を続けていく、それが、そういった道に至る道程なのかなと思いますので、そういったことに努めて、一日も早くそういう形で実現できるよう努めていきたいというふうに思います。
◆
水野あゆみ 委員 私も、
報告事項(13)についてちょっとお伺いいたします。
これ2年前に、私も
文教委員会委員だったときに、こういったことができるといいですねというような話をしていて、早くもこういう話が出てきて、大変うれしく思います。他区と他市に例のないモデルケースというふうに伺っておりますので、本当に期待しております。
現在、保育園3園で、医療的ケア児が通園していて、また令和5年度から、また5名、累計で5名が通園するというふうに伺っているのですけれども、このモデルケース小学校1校当たりでは、定数、この医療的ケア児は1名の受入れというふうに伺っていますけれども、この並行して、今、通園している園児たちが、学校に上がるときに、一緒に並行して入学できる必要があると思うのですけれども、そういったところは、どのようにお考えでしょうか。
◎
支援管理課長 まずは、令和4年度に小学校2校でやらせていただきまして、実際に検証してみないと、何が課題で、また、改善は何なのかというところを、しっかりと理解した上で、令和5年度に向かっていきたいと思っています。
恐らく、令和5年度以降は、人も必要だと思いますし、また、もちろんお金も掛かってくる、そういうような施策になると思いますので、令和4年度にしっかり検証して、慎重にやっていきたいなと考えております。
◆
水野あゆみ 委員 失敗が許されない、こういったモデルケースだと思いますので、本当に慎重にお願いしたいと思います。
やはり、小学校、今回、モデルケースになっていますけれども、前回、医療的ケア児の実態調査によると、6歳から14歳までの就学対象者が30名いるのですね、区が分かっているだけですけれども。この実施対象の医療的ケア児が何名かというのは、30名とは限らないですけれども、今回、小学校だけが実施になっているので、この中学生の中学校での受入れについても、検討していただけてるのでしょうか。
◎
支援管理課長 支援が必要な場合につきましては、検討させていただきます。
なお、中学生になりますと、自分でできるというような傾向がありますので、しっかりと中学校側からも情報聞きまして、必要なところに支援をしていきたいと考えております。
◆
水野あゆみ 委員 分かりました。また、拠点園もまだ、これから2園ということなので、実施校もこれから広げていってくれるのかなとは期待しますけれども、遠くて通えないというお声もあります。送迎バスを出すのか、それとも、そういった実施校を増やしていくのか、それについては、どのように検討されるのでしょうか。
◎
支援管理課長 送迎バスも含めて、ちょっと検討させていただきますが、今、支援管理課の方の方向性としたら、拠点園を増やす方向がいいのかなというふうには考えております。
◆
水野あゆみ 委員 最後なのですけれども、保護者の就労支援という観点からいえば、本当に、放課後の過ごし方が大事になってくると思います。まず、このモデルケースでの放課後の過ごし方については、どのように考えているのでしょうか。
◎
支援管理課長 申し訳ありません。令和4年度の放課後につきましては、次年度以降の課題として検討させていただければと思っております。
◆
水野あゆみ 委員 分かりました。放課後もしっかり、放課後等デイサービスを使うのか、又は学童保育が使えるようになるのか、また、保育園の拠点の方で預かってもらうとか、様々な方法があると思うのですけれども、しっかり検討していただきたいと思います。
ワンストップ相談窓口も検討されているところだと思いますので、こういう保育だとか、就学支援についても、しっかりつなげていく体制をお願いします。
要望して終わります。
○かねだ正 委員長 その他、質疑はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○かねだ正 委員長 それでは、質疑なしと認めます。
それでは、各会派からの意見をお願いします。
◆鹿浜昭 委員 インクルーシブ教育に拡大、充実は、当然必要かと思います。やはり、来年度ですか、令和4年度、5名が検証の対象ということで、しっかり進めていっていただきたいという要望を兼ねて、継続でお願いします。
◆
小泉ひろし 委員 インクルーシブ教育は、本当に大切な重要なことでございまして、時間も掛かると思いますし、具体的に、そういう仕組みをつくっていく時間も掛かりますし、区の方としても、今、その準備し、進めているところで評価いたします。そういう意味では、継続させてください。
◆ぬかが和子 委員 医療的ケア児、本当に数年前に私、一人の医療的ケア児の親子に出会って、質問したときから比べると、隔世の感といいますか、とりわけ学校の体制は本当にないというのを、毎回申し上げてきて、ここまで整ったっていうのは、本当に、ある意味感無量だというふうに思っています。
ただ、本当に課題は多岐にわたっており、また、それぞれのケースに見合った対応が必要ということでは、更に力も注いでいっていただきたいというふうに考えておりまして、この陳情は、採択を求めます。
◆
長谷川たかこ 委員 早急に対応していただきたいと思いますので、採択でお願いします。
○かねだ正 委員長 これより、採決をいたします。
本件は、継続審査することに賛成の方の挙手を求めます。
[賛成者挙手]
○かねだ正 委員長 挙手多数であります。よって、継続審査と決定をいたしました。
次に、(4)2受理番号5 足立区立
小・中学校全ての給食調理場に空調設備の設置を求める請願、(5)2受理番号6 足立区立
小・中学校全校の給食調理室に空調設備の設置を求める請願、以上2件を一括議題といたします。2件とも、前回は継続審査であります。
執行機関、何か変化はありますでしょうか。
◎
東部地区建設課長 来年度に、給食調理場のエアコン設置を実施いたします。46校につきましては、入札が行われまして、事業者の選定がされたところでございます。
令和5年度設置予定の44校につきましては、8月末までに事前調査を完了させまして、その結果を報告させていただき、設置に向けた準備を進めていきたいというふうに考えてございます。
○かねだ正 委員長 それでは質疑に移ります。
何か質疑はありますでしょうか。
◆ぬかが和子 委員 今、もう入札が終わって事業者が決まったということですけれども、たしかこの議論をしている中で、工事契約ではやるのではなくて、リース方式でやるということでなったと思うのですけれども、これ46校全部というのは、どういう分け方でしたか。つまり、46校を、全部を1つの事業者なのか、幾つかに分けてやったのか。その辺は、どうでしょうか。
◎
東部地区建設課長 46校分のものを一括で出しまして、1つの事業者が落札してございます。
◆ぬかが和子 委員 是非、ちょっとここ契約案件ではないけれども、後で、入札経過調書は、委員長、是非、各委員にも、この間議論してきた経緯もあるので、お願いしたいというふうに思っています。
それから、大手で、1つのところでリース方式で入れるんだとなっても、リースといっても実際には工事と変わらないわけですよね。一つ一つ仕様が違うから、調査も時間掛かると言っていたわけですよね。その辺では、工事の1社で、そういう正確性といいますか、この期日までにとか、その辺は、十分担保できるのでしょうか。どういう計画になっているかも含めてお伺いします。
◎中部地区建設課長 4月以降、現場学校の方に入りまして、8月の夏休み期間中に設置するという形で、46校につきましては、遅れのないように進めてまいりたいと考えております。
◆ぬかが和子 委員 全体のそういうのは、大体つかんでいるのだけれども、要は46校あるわけでしょ。そうすると、それを一気に、同じようなペースで、1社で、すごい人数掛けてやるのか、それとも、年度変わってからすぐ取り組み出して、半分やって、半分やってと、ただ実際に設置は、夏休みしかできないということもあるわけだけれども、その辺というのは、やはり一気にやるというふうに考えていいのですか。
◎中部地区建設課長 夏休みに一気にやる形で、夏休み前に始められる、外構の部分につきましてはやりますけれども、基本的には、夏休み期間中に一気に進める形で考えております。
◆ぬかが和子 委員 今回については、これそのもの私たちも、そのリース方式も、やむを得ないということで申し上げてきたわけだけれども、先ほど冒頭に、
東部地区建設課長の方から御報告あったように、今後については、事前調査をする中でも、本当に、よりきめ細やかな、だって、何かあったときに、本当に地元の業者がちゃんと工事やってくれていれば、すぐに駆けつけて対応してもらうという関係ができるじゃないですか。そういうことが、できるような方策も含めて、是非検討していただきたいと、これは要望しておきます。
○かねだ正 委員長 ただいま、ぬかが委員から、
小・中学校の調理室空調設備の入札経過調書についての資料の提出を求める発言がありました。
至急
執行機関にお尋ねいたします。
本資料を提示することは可能でしょうか。
◎
東部地区建設課長 はい、可能ですので、提出したいというふうに考えてございます。
○かねだ正 委員長 それでは、委員の皆様にお諮りいたします。
本件資料を委員会として
執行機関から提出を求めることに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○かねだ正 委員長 御異議ないと認め、本件資料の提出を
執行機関に要求することに決定をいたしました。
速やかに、提出の方をよろしくお願いいたします。
その他、質疑はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○かねだ正 委員長 質疑なしと認めます。
各会派からの意見をお願いします。
◆鹿浜昭 委員 予定どおり、令和4年度、令和5年度で90校の設置も終わるということで、願意は満たされているというふうにも思いますが、差し当たって、今回は、継続でお願いします。
◆
小泉ひろし 委員 願意は、満たされることで、区の方もしっかりとやっていただいております。今回は、継続で。
◆ぬかが和子 委員 これ、前回同様採択を主張いたします。
◆
長谷川たかこ 委員 採択でお願いします。
○かねだ正 委員長 それでは、これより採決をいたします。
本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。
[賛成者挙手]
○かねだ正 委員長 挙手多数であります。よって、継続審査と決定をいたしました。
次に、(6)2受理番号26 区立中学校の制服(標準服)のスラックス・スカートの選択制の導入及び区立学校で男女混合名簿を用いることを求める陳情を
単独議題といたします。前回は継続審査であります。
執行機関、何か変化はありますでしょうか。
◎教育指導課長 変化はございませんが、各学校ともに、選べる制服というところで実施に入っております。順次、学校の方で、保護者、
子どもたちへの周知を続けて、実施に向けて取り組んでいっております。
○かねだ正 委員長 それでは質疑に移ります。
何か質疑はありますでしょうか。
◆鹿浜昭 委員 今、教育指導課長の方から、選べる標準服ということで、来年度からですか、ある程度こう進んでいくというようなお話かとは思うのですけれども、現状、中学校が当然対象かと思うのですけれども、今、現状、何校中何校がどうのこうの、具体的にちょっと動きを教えてください。
◎教育指導課長 まず、選べるかどうかというところにつきましたら、全校選べるようになっております。例えば、スカートとスラックスであったりとか、その中間の服があったりとか、そういうことは、もう取り組んでおりますので、全校が選べるようになっております。
◆鹿浜昭 委員 今、学生服というか、詰め襟とセーラー服の標準服の学校が具体的にあるかと思うのですけれども、その学校の対応というのは、どのような感じになっていますか。
◎教育指導課長 ある学校は、もう詰め襟とセーラー服からブレザーの方に移行する学校もございます。ある学校は、それを今後どうしていくかというふうに検討に入っている学校もございます。併せて、セーラー服と詰め襟の間になるような服を、何かこう、もうちょっと考えられないかなというので、今、考えている学校もございます。
◆鹿浜昭 委員 具体的にそうすると、詰め襟の学生服に対しては、変更していくというようなお話で進んでいるのか。当然、費用が掛かってくることなので、保護者等の対応というか、その辺は、どうされているのか。
◎教育指導課長 学校として、詰め襟からブレザーの方に変えていくという学校については、もう、開かれた学校づくり協議会であったりとか、保護者、
子どもたちというところで、もう合意形成ができております。それで、進んでいるところです。
まだ、できていないところにつきましては、まだ、学ランがいいという意見が多かったりというのが現状ございますので、そういう中でどうしていくかというのを、今、検討しているところでございます。
◆鹿浜昭 委員 いや、そこはだから、もう学ランでいいというところは、もうそこで、それを検討させる意味があるんですか。
◎教育指導課長 制服を変えるという意味ではなくて、その間の服というのをどうするのかというところで検討しているところです。
◆鹿浜昭 委員 間の服というのは、どういう意味なのか教えてください。
◎教育指導課長 具体的に申しますと、例えば、女子生徒の中で、冬場寒いからスカートをはきたくないという子がたくさんいるんですね。そういう子に対して、例えば、上がセーラー服で、下が市販のスラックスをはくと、なかなか合わないところがあるので、その辺の色合わせだったりとか、その辺の検討をしている学校がございます。
◆ぬかが和子 委員 この制服、標準服を、学校でそれぞれ判断して変えていくということの中で、校則の見直しの作業も一緒に入って、各学校で決めることだけれども、先ほど言ったスローガン、選べる制服、ためになる校則というスローガンの下で、各学校で判断していくという流れできていると思うのですけれども、一方で、都立高校の方で、校則が全部変わって、ツーブロック禁止とかが削除されたというようなことがあって、実は、足立区の中学校の校則は、ほとんどのところがツーブロック禁止が入っているんですよ。私、全部見たので、やはり、それも私も決めるのは
子どもたちだし、現場だと思っているんですよ。だけれども、情報としては、都立高校は、一斉にツーブロック禁止はなくなりましたよとか、そういうことも、是非提示していただきたいと思うのですが、どうでしょうか。
◎教育指導課長 この選べる制服、ためになる校則の方針を出した時点で、例えば、髪型につきましては、特定の髪型について禁止をするという言い方をやめましょうというので合意しております。なので、今までは、例えばツーブロック駄目、それで都の方はツーブロック駄目ですと言ったのですけれども、結局は、スリーブロックも今ありますし、フォーブロックもありますし、幾らでもそういう髪型というのはあるんですね。なので、特定の髪型これが駄目というよりも、短い髪をするならこういうふうがいいよねということであったりとか、例えば、地域の方と触れ合う活動もございますので、そこで、不快感を与えるような髪型はよくないよねという説明をするという方向で、今、話が進んでいます。
◆ぬかが和子 委員 いや、それはそれでいいのですけれども、要は、情報としては、都立高校はこうなりましたよということも情報として提供していただきたいということなので、指導してほしいということではなくて、議論する際に、学校で議論する際に、情報提供として、都立高校は、ちなみにこうなりましたよというのを示してほしいということを、今、言っているのですけれども。
◎教育指導課長 申し訳ございません。校長会には、都立高校の規定がこういうふうになりましたという周知はしてございます。それで、また学校の方から、
子どもたちにどう伝えていくかというのは、また校長会と話していきたいと思います。
○かねだ正 委員長 その他、質疑はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○かねだ正 委員長 それでは質疑なしと認めます。
各会派、御意見をお願いします。
◆鹿浜昭 委員 継続でお願いします。
◆
小泉ひろし 委員 継続でお願いします。
◆ぬかが和子 委員 採択でお願いいたします。
◆
長谷川たかこ 委員 採択でお願いします。
○かねだ正 委員長 それでは、これより採決をいたします。
本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。
[賛成者挙手]
○かねだ正 委員長 挙手多数であります。よって、継続審査と決定をいたしました。
次に、(7)3受理番号8 性犯罪をなくすための区立学校での性教育の充実を求める陳情を
単独議題といたします。前回は継続審査であります。
また、本
報告事項(3)足立区版「生命(いのち)の安全教育」の構成案についてが、本陳情と関連しておりますので、併せて説明をお願いいたします。
◎教育指導部長 お手元の
文教委員会資料の4ページを御覧いただきたいと思います。
足立区版「生命(いのち)の安全教育」の構成案についてでございます。
そもそも、この「生命(いのち)の安全教育」と申しますのは、昨今、性犯罪、性暴力というものが多くなってきていることを踏まえて、それの対策強化の一環として、
文部科学省が提唱しているカリキュラムでございます。
私どもといたしましては、この国で出している「生命(いのち)の安全教育」のカリキュラムをベースに、少し区として内容を膨らませまして、本陳情の趣旨でございます、不幸な妊娠を生まないですとか、あるいは、性犯罪の被害者にも、加害者にもさせない、こうしたところを、中学生段階のゴールに据えて、就学前の保育園段階のお子さんから、発達段階に応じて、自分も、他人も大切にするですとか、よりよい人間関係をつくっていくんだといったような学びを、連続性のある学びを構成していきたいということで、今、検討しているところでございます。
この足立区版「生命(いのち)の安全教育」で取り扱う内容につきましては、資料の2番、取り扱い項目のところを御覧いただきたいというふうに存じます。
発達段階に応じまして、まずは、体の大切さ、特に、そのプライベートゾーンという、水着で隠れる部分、ここは、相手の同意なく、触れたり、見たりしてはいけないんだと。そこを、無理に侵害されるようなことがあるときには、大きな声を出しなさい、逃げなさいというようなところ、ここをまず取り扱っていく。
そして、SNSのリスクにも触れながら、小学校の中学年以降になりますと、今度、良好な人間関係というところに、これをつなげていきたいというふうに考えています。自他を守る適切な距離感というふうに書かせていただいておりますけれども、良好な人間関係を保つためには、体の面でも、心理的な面でも、一定の距離感というものが必要だと、この距離感を保つことが、良好な人間関係を維持していくのに必要なことなんだというようなことを、ここで述べていきたい。
そして5番の性暴力、これは、中学生段階になります多様な性、それから、思春期における性的な興味関心、この辺に触れながら、性暴力というものはこういうものなんだ、非常に相手を傷つける行為だというようなこと、そして、性暴力が起きないようにするための心構えといったようなものに触れていきたいというふうに考えております。
なお、国で提唱しております「生命(いのち)の安全教育」というのは、この5番の性暴力のところまでです。ところが、この性暴力というのは、誤解を恐れずに、非常に単純化をして申し上げれば、相手の同意なく、相手の体、相手のプライベートゾーンを侵害する行為というふうに言うこともできるかというふうに思います。
そうしますと、同意があれば、中学生同士で何をしてもいいのかというようなところが、最後、課題として残ってまいりますので、そこで、6番、性的な接触ということで、これは、区オリジナルですけれども、この項目を付けさせていただいて、性的接触に伴う避けられないリスク、これは、望まない妊娠ですとか、性感染症のことですけれども、いかなる手段を講じようともこれを100%回避することはできないのだというようなこと、だから、中学生として保つべき態度は、これこれこうなんだよというところに触れていきたいというふうに考えています。
なお、発展的なというか、進んだ、高度な性教育において、よく取り扱われます、その性交の具体的な説明ですとか、あるいは、避妊のやり方、避妊具の種類、装着の仕方、あるいは、その人工中絶の具体的な中身、こうしたものについては、これを取り扱ってしまうと、なかなかこう一般の教員が、これを
子どもたちの前で授業するというのが非常に困難になってしまいます。したがって、特定のスキルのある教員にこの授業を頼るのではなくて、幅広く、この「生命(いのち)の安全教育」を
子どもたちに伝えていくために、一般の教員でも行える内容ということに重点を置きまして、今回、この性交の具体的な説明ですとか、避妊や人工中絶の具体的な方法、こうしたものには触れずに、
子どもたちに伝えていきたいというふうに考えております。
なお、5ページ以降は、就学前から発達段階に応じて取り扱う項目について、6ページにわたって記載してございますので、お読み取りをいただきたいと思います。
そして、6ページの今後の方針でございますけれども、今後、これらの流れに沿って指導案をつくって、学校に横展開を図っていくわけですけれども、横展開に当たりましては、各学校で、私たちの考えている趣旨を誤解なく、きちんと理解していただくために、研修等を通じて、正しくこの教育が行われるように図ってまいりたいというふうに考えているところでございます。
○かねだ正 委員長 それでは、質疑に入ります。
何か質疑はありますでしょうか。
◆ぬかが和子 委員 やっと出していただいたという感じで、私、陳情をされた当時者の保護者の方の魂の叫びのような訴えも直接お伺いしているので、私も、スタートラインとしては、やはり
子どもたちを本当に被害者にも、加害者にもしてはいけないと。そのためにどうやって、教育の中でやっていくのかということで、ずっと議論してきて、そういう中で、こういうものが出たので、これそのものは、本当に歓迎しているのですけれども。ただ、こうやって見てみますと、これ、ずっと見ていると、ああ性って怖いものなんだという感じの、もう、何か被害をどう受けないかという印象ばかりが非常に受けてしまったんですよ。
根底にあるのは、やはり、その何ていうのかな、人を好きになって、将来に子どもを産み、育てるということは、すばらしいことなんだよというところが、根底にしっかりないと、何か、性は怖いもので、近寄ってはいけないと、じゃあ子どもなんかもうつくれない世界になってしまうという、そういうことではないだろうと思っているので、そこも大事にしてほしい。また、ここにもちょっと書かれていますけれども、結局、この教育の基本はやはり自分も他人も大切にすることだと。こういうところが、どう貫ける教育になるのかというところが大事だと思うのですけれども、その辺どうお考えでしょうか。
◎教育指導課長 おっしゃるとおりでございまして、これは、まずは、その性的な被害を受けないとか、加害をやらないという正確な知識というのを、まずここで身に付けなければいけない。それと併せて、なぜ、そういう勉強が必要かというと、自分も、人も大事なんだよ、そこから、やはり生命尊重であったりとか、人を大事にする、自分を大切にするという心を、ほかの教科と、要は、横断的に考えながら、これ単体で勉強するのではなくて、系統的に考えてやっていかなければいけないと考えております。
◎教育指導部長 この性の問題をどういった面で、人生の中での価値があるもんだというふうに価値付けていくかというのは、多様な性の中で、非常に、こう1つだけではないだろうというような迷いも個人的にはありまして。ただ、今、ぬかが委員おっしゃったように、確かに、これだけ読むと怖いもんだよね、できれば近づかなければいいもんだよね、というようなイメージも与えかねないかなというふうに思いますので、そこは、少し表現を工夫していきたいというふうに思います。
◆ぬかが和子 委員 恐らく、今、教育指導部長が気にされていたのは、多様な性というところで、いわゆるLGBT問題なんかは、足立区は、本当に乗り越えてきたという関係でなのかなと思っているのですけれども、人を好きになり、将来に子ども産むのは、またちょっと別かもしれない、子どもを育てていくということは、現状では、LGBTの人も共通項なんですよ。実際に、パートナーシップ宣言を足立区でも、お子さんも含めてしているわけですから、なので、そこは大丈夫だと思うので、是非、やはり、なぜこういう教育をするのかというと、本当に、人を好きになることは大切なこと、そして、子どもを将来に産める、安心して産んで育てていけるということ、大事なんだよということを一緒にセットで、是非、培われるようにしていただきたいというのを、再度、答弁お願いしたいのですが。
◎教育指導部長 この教育は、取りも直さず、大人になったときに、健やかな心身、体と心を維持していって、そうした子どもを育てる、子どもを産むというようなことを、きちんとやっていけるように、その前段階で、若いときに失敗しないようにねと言ったようなところもございますから、ぬかが委員おっしゃったようなところも十分踏まえて、カリキュラムの方は考えていきたいというふうに思います。
◆
長谷川たかこ 委員 今、ぬかが委員からもお話あったように、私も、事前説明でこのお話聞いたときに、何か性犯罪というところに、物すごく焦点を当てていて、
子どもたちが、これをこの観点から聞いたときにどういうふうに感じるのかなと、すごく不安に思いました。
やはり、以前からお話ししているように、国の補助金を使って文京区では、いろいろな世代の方々が、多角的に情報発信を来年度もするということで、
予算特別委員会でも発言をさせていただいているのですけれども、是非、そういう先進的にやっている自治体を模倣しながら、性犯罪というところだけではなくて、将来、自分がどういうふうになりたいのかということを考えることができるような、性教育の学び、幼少期からの性教育の学びというのを、
予算特別委員会でもお話しさせていただいた内容がございましたよね。あれを是非、この中に落とし込んでいただきたいと思いますけれども、いかがでしょう。
◎教育指導部長 ありがとうございます。以前に御提案いただきました文京区の方の資料を拝見いたしましたけれども、ここで、中学生向けの資料の中で取り上げている項目の中で、例えば、性感染症は誰にでもなりうる病気とか、男子も女子も中絶のリスクを知ろう、このような項目は、既に私たちの中にもありますし、逆にこれはなかったなという項目が、例えば、しっかり取ろうたんぱく質、鉄分、葉酸といったような栄養の部分、それから無理なダイエットは、健康も美しさも台なしにというようなところで、中学生の特に女の子の陥りがちな栄養障がいのリスクと、このようなところにも触れておりますし、また、未成年者が飲酒、喫煙をやってはいけない理由といったようなところにも触れられておりますので、こうしたものは、大切な身体というものを、当初は、プライベートゾーンのところを中心に保育園段階から扱っていきますが、もう一度、中学生段階での大切な体といったような切り口で、この栄養の部分ですとか、あるいは飲酒、喫煙、こうしたものを取り上げていくことで、更に、幅広に膨らみが出るのではないかなというふうに考えておりますので。
ちょっと、文京区で取っている補助金は、少し質が違う補助金なので、それはちょっとこの単体では取れないのですけれども、今、おっしゃった趣旨については、この「生命(いのち)の安全教育」の中に取り入れて、より幅広く、膨らんだものにしていきたいというふうに考えています。
◆
長谷川たかこ 委員 是非、荒井教育指導部長が旗頭になっていただきまして、足立区においては、幼少期からの一貫した学びを通じながら、性と生殖に関する健康と権利というその大切さを、是非、学んで、経験して、将来に向かってなりたい自分がイメージできるような取組になるように、新たな支援策構築していただきたいと思います。期待しておりますので、よろしくお願いします。
○かねだ正 委員長 その他、質疑はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○かねだ正 委員長 それでは質疑なしと認めます。
各会派、御意見をお願いします。
◆鹿浜昭 委員 継続でお願いします。
◆
小泉ひろし 委員 この問題は、根底には人権という部分があるし、また、お互いに尊重し合うというか、そして、お互いにやはり幸せというか、そういうことを考える意味でも、相手の立場を理解するとか、そういうところもやはり含めて進めていかなければいけないなというふうに思います。
単純に陳情の文面で、被害者だけでなく、加害者の人生も大きく変えてしまうということで、性教育の充実が必要というふうには書いてございますけれども、本当に根底的には、やはり人権だとか、相互尊重という部分を、やはり重点を置いて進んでいただきたいと思います。継続です。
◆ぬかが和子 委員 採択でお願いいたします。
◆
長谷川たかこ 委員 採択でお願いします。
○かねだ正 委員長 それでは、これより採決をいたします。
本件は継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。
[賛成者挙手]
○かねだ正 委員長 挙手多数であります。よって、本件は、継続審査と決定をいたしました。
次に、(8)3受理番号18 足立区の小学校図書館の活動を更に充実させるために、小学校の図書館に直接雇用の図書館司書(支援員)の配置を計画的にすすめることを求める陳情を、
単独議題といたします。前回は継続審査であります。
初めに、
追加署名の提出がありましたので、
区議会事務局次長から報告をお願いします。
◎
区議会事務局次長 本陳情につきましては、3月10日付で15名の
追加署名の提出があり、合計で1,638名になりましたので報告いたします。
○かねだ正 委員長
執行機関、何か変化ありますでしょうか。
◎教育政策課長 特に大きいということでありませんけれども、私の方からは、令和4年度4月1日付の学校図書館支援員採用選考の結果を報告いたします。
今回の選考では、中学校2校と
モデル校に充てる学校図書館支援員を募集したところ、8名の応募がありました。選考の結果、合格基準を満たした1名を採用して、中学校1校に1名を配置いたします。
ただ、残念ながら必要な人数を確保できませんでしたので、現在、6月1日付の採用をめどに再募集を行っているところでございます。
なお、先週に、急な話なのですけれども、中学校図書館支援員の1名から、年度内に退職の申出がありました。4月1日時点では、中学校2校が6月までの間、学校図書館支援員が不在になるという状況になってございます。
また、小学校の
モデル校の設置が困難となりましたが、これまでどおり、全校に派遣職員を配置することで、小学校には、学校図書館支援員の不在の状況にはならないということにいたしました。
○かねだ正 委員長 それでは質疑に移ります。
何か質疑はありますでしょうか。
◆ぬかが和子 委員 ちょうど私も調べていて、6月1日から勤務のやつの募集の要項とか見ていたので、今、御報告いただいたのですけれども、今みたいな事態のことを考えても、今回、私、一番思ったのが、6月からの募集は1人だけなんですよね。1名と書いてあるの募集人員。だけれども、今みたいな不測の事態であれば2名必要なわけでしょう中学校は。もっと言うと、もともと定数管理している会計年度任用職員として、小学校の
モデル校の司書も、本来必要な人数なわけですよ。なのに、1名しか募集を掛けないというのは、問題なのではないかと思うのですけれども、どうでしょうか。
◎教育政策課長 本来ですと、前回も同じように若干名で募集をしているんですね。したかったんです。ただ、ぬかが委員御覧になっているのは、ハローワークの募集の枠だと思いますけれども、ハローワークの中では、若干名という募集の仕方はなくて、具体的な数字でなければいけないということで、今回1名というふうになったということでございます。実際の採用には、必要な人数を目指して選考したいというふうに考えているところです。
◆ぬかが和子 委員 結局、この1年間募集は掛けたけれども来ませんでした。いい人材がいませんということを、繰り返しているわけですよね。それで、だからこそ、私たちは、それこそ、ここはもうベクトルが一緒だというぐらいに議会の側からは、モデルからでもやってみて、そういう中で、人を育てたらどうかというのは、別に、共産党だけが言っている話ではなかったわけですよ、この2年来。そういうことができていないということを、真剣に受け止めなければいけないのではないかというのが、思っているんですね。
その上で、条件はどうなのかなと、私、見てみましたら、時給換算すると、そんなに時給条件は悪くはないんですよ。ただ、普通に考えますと、この条件でいきますと、週5日の5時間勤務して、月収が14万2,450円と、これ、今の世の中の中では、なかなかつらい条件なわけですよ。一人暮らしなんか絶対できないですよね。本が好きで、司書やろうとしたって、やはり、こういう在り方そのものも見直さなければいけないし、それから、では、何で荒川区とか、ほかは満たしているんだろうかというところも学びながら、どう育成していくのかという立場で頑張ってやっていかないと、建前上は、
モデル校決めます、定数も確保していますといっても、いつまでたってもスタートしないのでは問題だと思うんですよ。その辺どうでしょうか。
◎教育政策課長 勤務条件については、他の自治体に比べるとそんなに悪くないとは思いますけれども、勤務日数であったり、1か所で勤務とか、週に1回転々とした勤務とか、いろいろな自治体のやり方はありますので、この間、私たちもちょっと勉強しながら、勤務条件の改善も含めながら、研究を続けて採用に努めていきたいと考えてございます。
◆ぬかが和子 委員 その際に、やはり23区のほかの状況、進んでいる自治体の状況、特に、私、今申し上げたのは、単に条件の問題ではなくて、どういう働き方、どういう仕事の仕方だと、やりがいがあって、ここで続けたいな、お友達に司書がいたら、こっちに呼び込みたいなと思ってもらえるか。そういうことで、是非、そういうところも、ほかからも学びながら。
確かに、ほかの区だって全部がうまくいっているとは思いませんけれども、うまくいっているところもあるわけですから、学びながらやっていっていただきたいと思っているのですが、どうでしょうか。
◎教育政策課長 いろいろ情報にアンテナを張りながら、勉強していきたいというふうに思っています。
◆ぬかが和子 委員 よろしくお願いします。
○かねだ正 委員長 その他、質疑はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○かねだ正 委員長 それでは、質疑なしと認めます。
各会派、御意見をお願いします。
◆鹿浜昭 委員 基本的には、継続なのですけれども、やはりいずれは、これから、小学校の方にも司書は必要かとは思うのですけれども。中学校で、今、2人欠員というのは、やはり金額的な面もあるのかなというふうにも思うので、その辺も考慮していただきたいというふうに思います。継続でお願いします。
◆
小泉ひろし 委員 待遇の話もございましたけれども、そういうことも含めて、今後、充実に向けていただきたいと思います。継続でお願いします。
◆ぬかが和子 委員 今の司書、中学校の方も、12時半から17時半勤務ということで、本当に、実際には、柔軟にやっているということですけれども、いろいろそういうことも含めて、本当に、
子どもたちにとってプラスになる司書の在り方というのを考えながら、是非、少なくとも、もうこれは約束事なんですから、去年、おととしまでと違って、会計年度任用職員で定数化してるというのは、小学校の
モデル校で1校やりますと約束事なんだから、それを守る努力はしていただきたいというふうに思います。採択を主張いたします。
◆
長谷川たかこ 委員 小学校図書館の活動を確かに充実させることも必要だと思いますけれども、もう少し、いろいろと議論を交わしていきたいと思いますので、継続でお願いします。
○かねだ正 委員長 それでは、これより採決をいたします。
本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。
[賛成者挙手]
○かねだ正 委員長 挙手多数であります。よって、本件は継続審査と決定をいたしました。
以下の審査に直接担当でない
執行機関の退席を認めます。
[
執行機関一部退席]
○かねだ正 委員長 次に、所管事務の調査を議題といたします。
(1)児童虐待防止に関する調査を
単独議題といたします。
何か質疑はありますか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○かねだ正 委員長 質疑なしと認めます。
○かねだ正 委員長 次に、
報告事項を議題といたします。
(1)デジタル教科書実証実験にかかる予算措置について、(2)図書館を使った調べる学習コンクールの全国コンクール結果について、以上2件を教育指導部長から、(4)北鹿浜小・鹿浜西小統合校新築工事現場における事故について、以上1件を施設営繕部長から、(5)足立区育英資金緊急対策(新型コロナウイルス感染症関連)の結果報告について、(6)令和3年度外国人の就業先の把握状況について、(7)牛乳への異物混入調査報告について、以上3件を
学校運営部長から、(8)令和4年度公益財団法人足立区生涯学習振興公社の事業計画及び収支予算について、以上1件を生涯学習振興公社事務局長から、(9)区が必要とする特色ある教育を実施する私立学校への補助の検討について、(10)多様な集団活動事業の利用支援事業の実施について、(11)積立金等返還請求調停の不成立について、(12)「成人の日の集い」の名称変更について、以上4件を子ども家庭部長から報告をお願いします。
◎教育指導部長 それでは、お手元の
文教委員会報告資料の2ページを御覧いただきたいと存じます。
デジタル教科書実証実験に係る予算措置についてでございます。
このデジタル教科書実証実験と申しますのは、
文部科学省が、来年度、デジタル教科書の使い勝手ですとか、そうしたところを検証するために、1番に記載のとおり、区立小学校の5年生、6年生と、あとは中学校の1年生から3年生、ここを対象に、デジタル教科書を無償で提供して使ってみてくださいという事業です。
なお、検証する教科でございますけれども、そこに記載のとおり、必須教科として英語が指定されております。したがいまして、英語は、小学校5年生から中学校3年生まで、全ての児童・生徒に、デジタル教科書が配置される。
それで、もう1つ選択教科というのがありまして、足立区は、理数系の教科が割り当てられたところでございまして、算数、数学又は理科から、1教科を選択するという運びになるのですけれども、実は、この選択教科が国の方から支給されますのが、その自治体の中の4分の1の学校だけ、残りの4分の3は出しませんよというような立て付けになってございました。したがいまして、せっかく
タブレットを1人1台配置して、デジタルデバイスについては、不平等のないように、
子どもたちに環境を整えている中で、やはり、こうしたデジタル教科書というデジタルコンテンツについても、
子どもたちにその不公平感とか、差異が出ないようにということで、この理数系の科目、4分の3の学校の児童・生徒分について区費で負担をして、全児童・生徒に配付できるようにということで3,500万円余の予算を、せんだっての当初予算との同時補正ということで上げさせていただきました。
一応、
予算特別委員会では、これをお認めいただけるということになりましたけれども、なお、重点校というものも、各都道府県で10校程度、非常に小規模なのですけれども、都内で10校指定されるということで、小学校の1年生から4年生までにもデジタル教科書を出しますよということで、ここは、当たるかどうか分からないのですが、一応、手を挙げているところでございます。当たれば、1年生から4年生にもデジタル教科書を配付していきたいというふうに考えているところでございます。
3ページを御覧ください。
図書館を使った調べる学習コンクールの全国コンクールの結果でございます。
今年度も、コロナ禍ではございましたが、夏休み中、
子どもたち非常に頑張ってくれまして、オリンピック・パラリンピック教育レガシープロジェクトとは別に、この調べる学習コンクールについても多数の作品を応募していただきました。残念ながら、入賞に至るものはなかったのですけれども、入選ということで、記載のとおり、優良賞1件、奨励賞11件、佳作142件、こうした実績でございました。作品一覧は(3)番の記載のとおりでございます。
こうした入選作品については、区のホームページ上で御紹介をしていきたいというふうに考えておりますし、特に一番上の優良賞「ひつじ先生のすいみん教室」につきましては、この作品の内容についても併せて皆様に御紹介をできるように、手はず整えていきたいというふうに考えているところでございます。
◎施設営繕部長 御手元の資料7ページをお開きください。
件名、
所管部課名については記載のとおりでございます。
区で発注しております、北鹿浜小・鹿浜西小学校の統合校新築工事において事故が発生したもので御報告するものでございます。
1、事故の概要、発生日時は令和4年1月13日でございます。
受注業者は記載のとおりで、事故の状況でございますが、下の写真の左側、こちらの黒い筒が見えるのが、これが現場のくいです。この下に、くいが約50m近く打っているところで、これが、いわゆる基礎のところでございます。ここから、1m上の、今、作業員が立っているところ、ここから、ちょっと足を踏み外して、右の図のとおり、ちょっと転んだというところで、頭をぶつけたものでございますので、救急車を呼びました。結果として異常がなかったというところでございます。
区の対応でございますが、工事現場の安全管理の再確認を実施いたしまして、受注業者に対しましても、安全管理の徹底を、全従業員に周知をするように指導をしております。今後も、安全管理を徹底し、再発防止に努めるところでございます。
◎
学校運営部長 続いて、8ページをお願いします。
足立区育英資金緊急対策(新型コロナウイルス感染症関連)です。今年度の結果であります。
1番、これは返済猶予で、(3)のところに申請者数57名としてあります。下の方は、これは特別貸付けで、同じく27名、9ページは、3番が、免除条件付緊急貸付第1期と、それから4番が、2回目ということで、記載のとおりの人数になってございます。
新年度も、予算の議決をいただいた際には、令和4年度も引き続き実施したいというふうに考えております。
11ページでございまして、これは令和3年度の外国人の就学先の把握状況であります。
令和元年度から、新入学児童・生徒と、小学4年生を対象に、就学先の調査を行っております。これで、この調査で判明しなかったというものはいませんでした。
1番の四角の中にありますが、一番下の欄です。就学未申請者が51人いますが、これは、その欄外のところにありますとおり、私立小7人、民族学校13人以下こういった内訳が把握できております。
また2番に、小学4年生の状況ですけれども、同様な把握ができました。
12ページには、中学校入学者ですけれども、これも、以下の記載のような内訳が把握できております。
次に13ページは、牛乳への異物混入で、これは学校給食で異物混入がございまして、牛乳提供を全校一斉に中止いたしました。
1番、事件の概要と経過を記載しておりますけれども、中川北小学校に2月4日納品された牛乳を検品したところ、中に、3cmほどのビニール片があるということが確認されて、発見しました。即座に全校止めるという判断を行って、これはなぜかというと、(ア)にありますとおり、区内の
小・中学校に、全て同じ工場の牛乳が使われているということで、大事を取った次第であります。
(2)のところには、2月9日に再開をしたということで、再開判断の理由もこちらに記載のとおりです。
2番のところに、現状の調査状況ですけれども、(1)ですが、牛乳は製造過程から出荷運搬には異物の混入の可能性は極めて低いという見解です。そしてまた、納品時とか、あるいは牛乳パックの製造工程も含めて現在調査をまだ続行しております。
これに係る費用負担でありますけれども、飲まなかった分を返品したわけですけれども、その分の代金の支払について、今、メーカーと協議をしている最中でございます。
また、提供中止しましたので、百数十円のお金があるわけですが、これは、年度内の食材費に充当するなどして、その150円なりを直接お返しするということには、いたしておりません。
◎生涯学習振興公社事務局長 私からは、令和4年度公社事業概要・収支予算説明書で報告をさせていただきます。
まず、1ページを見ていただきたいと思います。
1番の概要説明でございます。
職員数は、常勤26名を含む合計42名でございます。組織機構と令和4年度の経営方針と重点事項については、記載のとおりでございます。
2ページの方を見ていただきたいと思います。
令和4年度の主な事業内容でございます。
1番目のあだち放課後子ども教室事業でございます。
こちらについては、区からの受託事業でございます。小学校1校減により、来年度は68校を予定しております。
2番目の文化事業でございますけれども、(6)のコンサートinミュージアム、それから,(9)の小学校アウトリーチコンサートなどの実施を予定しております。
3番目の生涯学習・スポーツ事業でございますが、記載のとおりでございます。
4番目の広報事業でございますが、放課後子ども教室のスタッフ募集動画を作成いたしましたので、来年度も放映を3か月間実施いたします。
3ページを、お願いいたします。
5番、収支予算でございます。
(1)経常収益でございます。
16番、経常収益計は5億7,550万円余でございます。
4ページの方を見ていただきたいと思います。
(2)の経常費用の公益目的事業会計でございます。
36番、事業費経常費用計は5億3,029万円余でございます。
6ページを見ていただきたいと思います。
経常費用の法人会計でございます。
76番、管理費経常費用計は5,156万円余でございます。よって、82番、経常費用計は5億8,186万円余となります。
7ページを見ていただきたいと思います。
88番の当期一般正味財産増減額は、マイナスの635万円余でございます。よって94番、公社の正味財産期末残高は17億4,602万円余となります。
◎子ども家庭部長
教育委員会報告資料の14ページを御覧ください。
区が必要とする特色ある教育を実施する私立学校への補助の検討についてでございます。
事業の概要でございます。
足立区学校法人の助成に関する条例に基づきまして、区が保有する土地建物を活用して、特色ある教育を実施する私立学校を設置する場合に、その建設費用の一部を助成するということを検討しているものでございます。
2番の実施内容です。
対象といたしましては、私立学校法に該当する学校法人ということで、令和4年度以降に新規に設置する小学校などの学校となります。
(2)の区が求める教育内容ですけれども、アといたしまして、特別な教育課程を有する学校、イといたしまして、ICTを活用した遠隔教育や外国語教育を実施する学校ということを考えているものでございます。
補助金額といたしましては、上限は3億円程度。算出の根拠といたしまして、参考ですけれども、鹿浜未来小学校の工事費が33億円程度掛かっておりますので、その消費税相当額10分の1程度、3億円というあたりを考えているものでございます。
今後の方針として、必要な規則改正や補助要綱の策定など、補助制度の検討と併せて検討してまいります。
次、15ページでございます。
多様な集団活動事業の利用支援事業の実施についてでございます。
こちらは、国の制度改正によりまして、これまで対象となっておりませんでした、未就学施設に対する補助が可能となりましたので、実施するものでございます。
事業の対象となる学校は、1番の(2)に記載のとおり、区内ですと東京朝鮮第四幼初中級学校などとなります。
対象経費といたしましては、対象施設を利用する満3歳以上の幼児の保護者が支払う保育料というところで、月額2万円までが補助の限度額となります。
こちらは、令和3年度4月分からの支給が可能でございます。それで、こちら予算額といたしまして360万円を、3月補正に計上させていただき、先日、可決いただいたところでございます。
2番の関連する補助制度の見直しについてでございます。
こちらにつきましては、16ページになりますけれども、1月閉会中の
文教委員会でも一部御報告をさせていただいておりますが、これまで、御意見のございました所得制限の導入などに向けて調査内容を御報告したところでございます。
(2)の現状の方向性でございますが、議会の方でも、様々御意見等をいただいているところでございますので、今後、令和4年度以降また時間を掛けて検討させていただきたいということで、継続していきたいと考えております。
問題点・今後の方針ですが、1番の多様な集団活動事業の利用支援事業が、先ほども申しましたとおり、補正予算を可決いただきましたので、本委員会の報告以降、速やかに実施していきたいと考えております。
次、17ページでございます。
積立金等返還請求調停の不成立についてです。
足立区の保育所の指定管理者の事務運営につきましては、執行残額が積立金ということで積み上がっているということもございまして、指定管理者13法人と、この積立金の取扱いについて、まずは当事者間協議ということで、協議を進めてまいりました。
その協議の中で解決できなかった4法人に対して、議会の議決もいただきまして、調停というところで申し立てたところでございます。そのうち2法人につきましては、既に議会の方にも御報告させていただいておりますが、調停・和解が成立いたしました。残る2法人のうち1法人について、令和4年1月25日に、調停委員会より終了の宣言がなされたということでの報告でございます。
相手方は、2番の(1)に記載のとおりの法人でございます。この法人に運営をお願いしております指定管理施設が、新田さくら保育園です。令和3年度末時点の相手方の積立金額は4億3,000万円余となります。
調停の経過については、(4)に記載のとおりでございますけれども、相手方は、積立金の返還義務がないこと、出頭する意向がないというところを主張いたしまして、調停委員会では成立の見込みがないという御判断がございまして、今回、調停不調という形になったものでございます。
なお、問題点・今後の方針に記載のとおり、調停継続中の足立区立五反野保育園の指定管理者とは、和解に向け協議を継続するものでございます。
18ページでございます。
「成人の日の集い」の名称変更についてです。
令和4年4月1日から、成人年齢が18歳に引き下げられます。ただ、これに伴いまして、これまで成人の日、成人式を実施しておりましたけれども、足立区といたしましては、真ん中、下段に書いておりますとおり、既に、対象年齢は、今後も20歳とする、そして開催の日は、成人の日とするというようなことで意見をいただきまして、方針を決定しているものでございます。
決まっておりませんでした、式典の名称といたしまして、1番に記載のとおり、「二十歳の集い」ということで、今回、
教育委員、あるいは、成人の日の実行委員から御意見をいただきまして、この名称としたいということでございます。
今後の方針でございますが、今後、この名称等につきまして、SNSなども通じて周知を強化してまいりたいと思います。
○かねだ正 委員長 それでは質疑に移ります。
何か質疑はありますでしょうか。
◆石毛かずあき 委員 私の方から、まず、デジタル教科書の実証実験について、何点かお伺いさせていただきたいのですが、まず、国からの無償提供から漏れてしまったところの学校に対して、区が独自に負担をするという、こういった対応は、非常に評価いたします。本当にありがとうございます。
それで、また、来年度には、もう始まるということなのですけれども、何を実証するのというところなんです。よく分からない。要するに、
文部科学省の資料でも、何をやるかといったら、デジタル教科書の使用による効果と影響の検証、これをした上で、効果の検証や傾向、課題等の分析を行う。また、授業の実践をしているところの事例集や研修動画を作成することしか書いていない。
デジタル教科書の中身をどうするかというところが全く分からない状況の中で、報告資料の今後の方針の中にもありますけれども、国の通知を踏まえることとあるんですね。検証項目について、区が考えるということになってくるのかなというふうに思うのですが、今、現状、検証項目というのはできているのか、若しくは、いつから検証に入れるのか、どうなのか、今後の予定等々お聞かせください。
◎教育指導課長 まず、国の検証というのが、何を検証するのかというのを、まず通知を待とうと思っております。ただ、いろいろな
文部科学省の資料等を見てみますと、要は、その配信状況、
子どもたちが一斉に使ったときの配信状況がどうだとか、要は、デジタル教科書を使った時間数がどうだというようなことを、気にしているようなことが書いてありました。
実際これを区として、やはり全校で4分の3の学校にも買って、やるというのについては、やはり教員は、
子どもたちがデジタル教科書を使って
タブレットで授業をやったときに、教員から見てどう使いやすかったのかとか、
子どもたちから見て、要は、使い勝手がいいな、分かりやすいなとか、恐らく書き込んだものがそのままPDFになって保存ができたりするので、いろいろな勉強の仕方ができるなというような、要は、活用についてのお得感というのか、効果についての調査を、区としてはやりたいなと考えているところでございます。
◆石毛かずあき 委員 正にそういうことで、要するに、デジタル教科書を使うから何かができるというようなところが非常に大事です。ですから、学習者用のデジタル教材の検証というのも大事なのですけれども、先ほど、教育指導課長おっしゃったとおりに、その対象というのは、指導者用のデジタル教科書についてもどうなのというところになってくると思うんですね。そういった意味で、今後も検証されていくのかなというふうに思うのですけれども。
検証する、この教科について、紙の教科書と併用して学習するということが、学校教育法で定められていて、これが、前提になっているというふうに聞きました。そうなってくると、国から無償提供とか、区も独自でお金出しますけれども、提供されるデジタル教科書の中身と、これから使う区立
小・中学校で使用する紙の教科書との中身の整合性というのは、ちゃんと取れるものなのかどうなのか、ちょっと心配だったのでお聞かせください。
◎教育指導課長 デジタル教科書に関しましても、同じように
文部科学省の検定を通ったものになります。要は、会社が同じですので、中身は同じものです。
ただ、それに加えて、教科書だったら写真であったものが、クリックすると、それが動画になったりとか、そういう違いがございます。紙に、プラスアルファというところで、デジタルの中では入っているというふうに認識しております。
◎教育指導部長 若干の補足ですけれども、今、
石毛委員の御発言の中で、指導者用のデジタル教科書という御発言ございましたが、指導者用のデジタル教科書については、既に、教科書と別に教員が、その教科書の中身をひもとくために買っている指導書の中に付いておりまして、教員は、既にデジタル教科書というのは使っております。
◆石毛かずあき 委員 ありがとうございます。それで、そのデジタル教科書は、今、おっしゃったとおりに、とにかく授業で書き込みができるよとか、書き込んだところは保存ができる、動画の音声再生ができる。また、本文とか図版の拡大ができて見やすくなる。そのようなことを踏まえて検証するんだろうなと。
わざわざ、必須教科で英語といっているわけですから、当然、この英語については、音声朗読機能の活用によって、リスニングがどうで、効果があるのかどうなのかというふうに検証しなければいけないと思うのですが、そういったことを、項目をいち早く決めていただいて、もう来年度始まってしまいますので、その辺、よろしくお願いしたいなというふうに思いますし、また、AIドリル含めて、デジタル教材についても、これまでやってきた算数であれば計算ドリル、国語であれば漢字ドリルとかというようなドリルを使ったと思うのですけれども、これからもその辺の併用として使っていくのかどうか、その辺いかがでしょうか。
◎教育指導部長 今回、選択教科として理数系を選んだといいますのは、特に、算数、数学について、AIドリルとの親和性が非常に高いだろうといったようなところをもくろんで、理数系の科目を選択したというのが、本音のところでございます。
石毛委員おっしゃったように、デジタル教科書と、AIドリルとの相乗効果みたいなところも含めて狙っていきたいというふうに考えております。
◆石毛かずあき 委員 ありがとうございます。できれば、現場の教員、教師からも、私、この間もお電話いただいて、ちょっとお叱りを受けたところがあったのですけれども、やはり、これまでの算数のそうした計算ドリル、随分、使い勝手がよくて、児童・生徒の学習にも効果があったんだと。例えば、国語に関しても、今回は、ちょっと違いますけれども対象が、例えば、漢字ドリルの場合なんかは、大手の民間のデジタル教材だと、四角の枠に書いてあるかどうなのか、線からはみ出せばすぐ、書き順が間違えればすぐ不正解になる。でも、ただ、今、軽微なやつだと、形が整っていれば、右下のところにできたというボタンあるそうなんですね。そのボタンぽんと押すと、正解となったりする。その正解となって、書き順が全く違うのに正解となる。学校の現場の教員には、この子が勉強しましたよという報告が通信されるというようなところがあって、やはり、こういったAIドリルに対しても、やはり、今後、改善点だったり、しなければならない検証も当然必要だと思うのですが、その点いかがですか。
◎学力定着推進課長 御指摘のとおり、まだQubenaの中でも教科によって、何というんですか、正確性とか効果の部分で様々見ているとあります。
まずは、算数、数学がAIの遡りというところが、非常にQubenaは効果が高いので、まずは、そこを特化して取り組んでいこうと思っております。
漢字については、もうおっしゃるとおりで、自己採点、これも、今年度リリースしたばっかりなので、これから成長を期待しているところなのですけれども、我々も、各教科でどういう問題があるとありがたいのかということも事業者に伝えながら、そちらの開発の部分にもできるだけ影響力というか、携わっていけるといいかなというふうに考えているところでございます。
◆石毛かずあき 委員 ありがとうございます。そのときには、是非、現場の学校の先生、そういった方々の御意見も聞いていただいて、一緒になって育てていただきたいなというふうに思うんですよね。それこそ足立区版ではないですけれども。よろしくお願いします。
そこで、今度はデジタル教科書の
デメリットについてなのですけれども、さんざんちょっと調べたのですけれども、国では、特に大きな
デメリットはないというふうに言っているんです。これ、本当かなと思うのですが、学校教育の現場に近い、この区の見解を伺いたいのですが、いかがでしょうか。
◎教育指導課長 まだ広く、デジタル教科書をみんなが使っている状況ではありません。まだ、教員だけが使っている状況で、要は、紙の教科書と、今、併用している段階では、非常に使い勝手がいいという状況ではあります。ただ、これは紙がなくなったときどうなるのかとか、そういうところは、まだ、そこまでいっていないかというふうに感じております。
◆石毛かずあき 委員 やはり、そういったことは、教員の方からも安心があって、使っている児童・生徒からも安心感のあるような、そういったデジタル教科書になればいいなというふうに思いますので、これについても、もう現場の意見も聞いていただきながら進めていっていただきたいなというふうに思います。
また、国では2024年度末にデジタル教科書の本格導入を目指しているというんですね。現状、区の御見解をお伺いさせていただけますでしょうか。
◎教育指導課長 令和6年度の教科書採択に合わせて、国は、やはりデジタル教科書を導入したいというふうな考え方を出しているところなのですけれども、要は、これの検定に値するほどの、要は、内容のものが、各教科書会社が、今、出せるのかというところが、恐らく問題になってくると思いますので、その辺の動向をしっかり見ていきたいと考えております。
◆
水野あゆみ 委員 私も、1点だけデジタル教科書が入るということで、やはり現場の先生に声を伺いましたら、大変、助かるという声があるのと同時に、デジタル教科書またAIドリルも入ってくるということで、この活用方法について、もう本当にどうしたらいいのか分からないというお声をいただきました。
今、eライブラリもあります。紙のドリルもやっています。さっき
石毛委員からもあるように、今度は、AIドリルも入ってくるので、私も、子どもがeライブラリある、また、紙のドリルもやる、今度、AIドリルも宿題出されたときに、何をどうやってやらせたらいいのかというのは、先生もそうですけれども、保護者も混乱しているんですね。それで、こういったところはしっかり検証もやっていただいて、AIドリルが入るのだとは思うのですけれども。
先ほど、おっしゃったように、数学や算数はドリル使ってください。漢字の勉強は、やっぱり紙のドリルがいいから紙ですよねとか、あとは、社会、理科は、eライブラリの方がいいのかなとか、そういうのをしっかり精査していただいて分かっているところは、しっかり現場の先生に落としていただいて、それが、しっかり保護者にも伝わるような取組をしていただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。
◎教育指導課長 今現在、算数だったら、こう縦に開く、猫型ロボットの絵が付いていたりとか、いろいろなキャラクターが付いた物があって、その当時、それが出たときには、いろいろなドリルを併用して使う学級もあったぐらいなんですね。ただ、やはりその中でも、これが、うちの学校では使いやすいよねというのは、だんだん淘汰されていく。
今回の、そのAIドリルだったり、eライブラリだったり、いろいろな、要は、活用のツールがあるのですけれども、教科によって、やはりこれが使いやすいとか、やはりこれは紙の方がいいよねというのは、恐らく学校の方から上がってくると思います。その辺の情報をしっかり取りながら、
教育委員会としても、どういうふうに動いたらいいのかというのは、検討していきたいというふうに考えております。
◎学力定着推進課長 若干、補足なのですけれども、今、紙とデジタルの話でしたが、デジタルの中でも、AIドリルと、おっしゃるようにeライブラリと、それぞれ教科によって使いやすい、これまで慣れてきて使いやすい部分ですとか、様々あると思っておりますので、校長会でも言ったのですが、まずは、いろいろ操作してみて見極めながら、丁寧に使っていただきたいという話をしているとともに、今年度、
モデル校で取り組んでいる様子は、活用ガイド等で各教員に周知してまいりますので、いきなり無理な活用というよりは、段階を追って丁寧に、現場に、浸透できるようにしていきたいと考えております。
◆
水野あゆみ 委員 よろしくお願いいたします。本当に、移行期なので、いろいろなものが、ツールが混在してしまうので、混乱してしまう時期というのは、もう仕方がないかなと思いますけれども、しっかりそうやって、学校で検証できている学校は、それを推し進めていただければいいと思うのですけれども、なかなか検証までできていないところは、そういった示しが必要なのかなと思いますので、よろしくお願いいたします。要望です。
◆ぬかが和子 委員 私も、デジタル教科書について一言だけ、少し質問して、ほかに質問もしたいと思っています。
今、答弁の中で、AIドリルと親和性が高いということでというお話ありましたけれども、仮に親和性高くても、デジタル教科書を
タブレットで見るわけでしょう。AIドリルも、これでやるわけですよね。私たちもそうだけれども、2つないと賄えないから、親和性というのは、どうやって生かすんですか1台しかなくて。
◎学力定着推進課長 授業の中で、様々な知識を読みながら、自分の考えを深めながらというところでは、教科書を読みながらやったりですとか、友達と意見を戦わせながらやるわけです。AIドリルは、その決まった時間、例えば、授業の最後のまとめの5分間トレーニング問題を解かせるだとかということで、あと放課後の補習だとか、宿題に出したりということで、活用場面が異なってきますので、同時に、両方が必要になるということは、そういう場面はなかなか少ないのかなというふうに考えております。
◆ぬかが和子 委員 なぜそういうふうに言っているかというと、私たちも、やはり、これの利点は十分実感しているんですよ。だけれども、なかなかやはり紙の方がいいという部分もあるわけですよ。例えば、先ほど、書き込みはPDFで保存でというお話を言われていましたけれども、事前にお伺いしたときに、本当に書き込みできるのと、私たちのこれと同じように、書き込みができるのかと聞いたら、必ずしもそうでもないお話を伺いました。そういうことを、いろいろ考えていくと、本当にどうなのということを考えなければいけないし、私は、もちろんモデルでやるのはありかもしれないけれども、税金まで出して、実験でしょう、今、まだ
文部科学省の。税金まで投入して、実験やるぐらいのお金があるんだったら、ほかに回していただきたいというふうに思っています。
それから、ほかの質問入りますね。
先ほどの積立金等の返還請求調停の不成立の問題なのですけれども、これは、やはり、この社会福祉法人じろう会、私、討論までして問題だって指摘した法人なんですよね。和解が不成立だというのが、今回の報告なのですけれども、やはり、そのまま見逃すというのは、絶対あってはいけないと思っていて、区内の良心的なというか、区内でやってきた私立保育園は全部和解をしているわけですよ。ほかのところも応じているわけですよ。いろいろ条件を付していて、ちょっとそれはやり過ぎではないかというのも指摘したこともありますけれども、でも、和解にはなっているのに、ここだけは、これだけお金があっても、これは返す義務がないのだと、これを通してしまうと、本当にやり得というか、ごね得みたいなことには絶対してはいけないというふうに思っているのですが、その辺ではどうしようと考えているのかお伺いします。
◎子ども施設運営課長 ぬかが委員がおっしゃるとおり、ほかの指定管理者も合意していただいているという状況もございますが、私が、この調停に入るときに、弁護士とお話しさせていただいたときに、この積立金、4法人が調停に入りましたけれども、もともとこのじろう会については、なかなか主張が変わらないので、困難ではないかというふうに言われていました。できれば3法人に対して、何とか、この調停でということが目標だという話を聞いておりまして、当初から、このじろう会については、この積立金を返せという話ではなくて、別のお話ではないと、こことは戦えないのかなというふうには聞いておりますので、そこのところを、今、洗い直しているところです。
◎子ども家庭部長 若干補足でございますけれども、この法人につきましては、積立金の使途であるとか、様々な報告などが適正に行われていないなど、もともと課題もございます。ですので、まずは、そのあたりの、私どもが権限を持っている中でできることを、もう一度しっかり行いまして、その上で、また弁護士相談などもしながら、今後の方策について、考えていきたいと思っております。
◆ぬかが和子 委員 もともと指定管理だから、建物も無償で譲渡を受けて、土地無償で貸与して、それで、運営して公定価格等のお金が丸ごと入るという関係の中で、お金ができてくるという仕組みになっていたわけですよね。もちろん、そういうところを、きちんとルール化していなかったという行政の側の課題もありますけれども、やはり、
子どもたちのために、
子どもたちに入ったお金は、
子どもたちのために活用する、それは、施設だったりでもいいから、そういうことで、きちんと責任取ってもらうということは、是非、絶対に見逃さないでやっていただきたいと、これも要望しておきます。
それから、区が必要とする特色ある教育を実施する私立学校への補助の検討についてというところですけれども、この、今回検討すると言っている根拠条例は、もともとは、いわゆる保育園とか幼保園、こういうものに対してどうしましょうということでつくられている目的の条例で、こんな学校の、しかも私立学校のための補助の条例ではないと思うのですが、どうでしょうか。
◎子ども政策課長 確かにぬかが委員おっしゃるように、もともと今、持っている法人の助成に関するものについては、助成金の支出ですとか、財産の無償貸付け、その助成に行うことがあるということで、当初の目的としては、ぬかが委員おっしゃるような目的でつくられているようなところでございます。
◆ぬかが和子 委員 いろいろ言わなくても、ここの第2条の中では、これ、保育園の対策としての条例だったんですよ。それで、今回のこれちょっとひどいなと、私、思っているのですけれども、要は、北鹿浜小学校・鹿浜西小学校の統廃合に伴って、一部の方の学校のところは文教地域にしたいと。サウンディング型意向調査をやりました。出る意向があるところが1つだけ法人がありました。そういう報告あって、でも、その法人が、条件が合わないし、値段的な問題なのでしょうか。そういうところで、やはり無理ですと回答があったというところまで、
文教委員会に報告があったわけですよ。
そうしたら、正に、3億円までという金額だけ出て。何の目的なのか、これも、もう非常に羅列型で、何をどうしたいか、どこがくるからどうなのかというのも、何も議会に示すこともなく、補助金の額だけが示されて、それで、これを検討していくと、こんな話ないのではないかと。
まるで、そこに、しかも地元からも、私もいろいろお伺いしましたけれども、学校法人絶対来てくださいという要望ではないわけですよ。それを、区が学校法人と決めたら、そこにだけれどもやはり出られないとなったら、お金出してあげましょうと、これね、大学だったらともかくですよ。でも、そういうことを明示されていないのですよ、私たちには。
大学だって基本は補助していないんですよ。補助するときは、別の枠組みつくって、東京藝術大学の時がそうでしたよね、副区長。アートリエゾンセンターとか、どれだけ区に貢献するかということを明確にして、いわゆる税を投入する大義があったんですよ。これ、ここに書いてあるだけでは、非常に大義が見えないのですけれども、その辺どうお考えなんでしょうか。
◎子ども家庭部長 今回、こういう統廃合した学校のあった跡利用であったり、そして文教施設というような御要望、御意見などもあって公募をしたりというような取組を進めております。
その中で、やはり特に足立区が求める教育内容というところですけれども、この特別な教育課程というところでは、例えば、不登校対策であるとか、あと今の
ICT活用などの様々な教育など、いろいろな課題がございますので、なかなか私ども公の自治体としては、やりきれないような、そういう特色ある教育というところを、足立区の中にも、是非、来ていただけるような、1つの支援になればというところで、現在、検討しているものでございます。
様々な御意見、今後いただきながら、またこの内容については深めていきたいと思っております。
◆ぬかが和子 委員 私がまとめて質問したから、聞いたことに答えてくれない感があるのだとは思っているのですけれども、これ、しかも大学ではないわけですよ。これは、明確に、こういう課題があって、不登校とか、いわゆる福祉事業に近いような施策で、どうしてもこれが必要なんだと言われれば、それ本来、税でやることもあり得るからあるよねと。ただ、この間でいうと、不
登校特例校だってできるわけでしょう。そうしますと、だけれども、そこでも、ここでも、議会でも繰り返し指摘されているように、私立でつくったら学費が掛かるわけですよ。だから、誰もが足立区で、
子どもたちが利用できる可能性があるという枠組みではないわけですよ。そういうものに税を投入していいんですかと聞いているんです。これは多分、子ども家庭部長の範疇ではないと思っているのですよ。教育長、どうお考えですか。
◎教育長 例えば、今、お話をいただきました、不登校というような課題についても、行政の側として全面的に対応できる内容かどうかという部分で、また、そういう私立の部分で対応していただけるようなところがあれば、そういったところにも、区としてこういった補助金を考えていきたいと、そういう内容でございます。
◆ぬかが和子 委員 だから、具体化がされていないのですよ。グローバルとか
ICT活用して、遠隔教育、情報推進教育、外国語教育実施する学校、特別な教育課程を推移するという、まるで玉虫色の表現の中で、具体的に行政課題があって、それは、私立であっても税を投入しても必要だと、だから、こうだというなら、まだ、話が、議論のしようがあるけれども、そういうところ何も示さないで、3億円の税を投入することだけを議会に示すというのは、私は、議会に対しても失礼だと思うんですよ。繰り返しになるから、これ以上は、質疑しませんけれども、ですから、この
報告事項、私は絶対に認められない。やはり、生涯認めないという意味ではなくて、現状の、この不十分な説明の中では、絶対に認められないということを申し上げて終わります。
○かねだ正 委員長 他にございませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○かねだ正 委員長 質疑なしと認めます。
○かねだ正 委員長 次に、その他に移りたいと思いますけれども、大分時間の方も過ぎておりますので、できる限り御質問ある場合には、簡明な御質問と御答弁をよろしくお願いします。
何かございますでしょうか。
[議長退席、副議長着席]
◆ぬかが和子 委員 その他の方もちょっと絞って質問させていただきます。
1つが、教科指導専門員、若しくは、学力定着指導員の関係ですけれども、事前にも若干やり取りしていたのですけれども、ある中学校で、この恐らく学力定着指導員だろうということで、回ってきて、授業が終わった直後まで、先生が教壇にいる段階で、この指導員の方が来て、生徒の前でグループ学習下手だねと言って、その上で、生徒たちは、定期考査の前日だから、まだ、質問したくて先生のところに並んで待っているのに、そこで、そのまま生徒の前で指導が始まったと。生徒は、質問もできなかったということがあって、こんなことがいいのかというような紹介されたわけですよ。
私たち教育実習制度ができたときとは、今、違っていて、この教科指導専門員も含めて、現場では、一方では助かるとか、相談相手ができたという声が出ているのも承知しているんです。でも、一方で人にもよりけりだと思うんです。
でも、こういう指導の在り方は、絶対に教師も子どもも傷つけるものですし、あってはいけないということで、もちろん、後で校名等も申し上げますので、きちんと指導をしていただきたいということとともに、やはり、そういうことがあってはいけないということと、指導する側も意識を持って頑張ってもらうということでは、逆に、学校側に指導を受けている方々に、匿名でも何でもいいから
アンケートとか、よく学校の授業どうですかと保護者に、生徒に
アンケートを取るのと同じで、そうやって風通しをよくする、そういう取組もしていただきたいと思っているのですが、どうでしょうか。
◎学力定着推進課長 私も、その記事を見させていただきまして、速やかに、各教科指導専門員と学力定着指導員どちらかちょっと分からないのですけれども、両方に、まずは、ちゃんと指導を入れるためには、関係性をつくらないことには始まらないので、そこは、きちんとこれまでも言ってきているので
すけれども、改めて、指導を徹底したところです。
併せて、各校長にも、こういった記事が出ているということで、気になることがあったら、全て私の方に伝えてほしいということで言っております。御指摘のとおりですので、場面が切り取られているので、事前、事後の経過は分からないのですが、こういったことがあると、この区の施策も懸かってくる部分ありますので、今後も、指導を徹底してまいります。
◎教育長 今回、こういう記事を逆に見せていただいて、本当にありがたかったなと思っております。
学校現場で、やはり教える先生のプライドというものもございますので、
子どもたちに、いかにいい授業をしてもらうかという観点で、その先生を尊重しながらも、やはり教科専門指導員として、適切な指導をしていただくというように、今後も進めていきたいと思います。大変、申し訳ございませんでした。
◆
水野あゆみ 委員 すみません、端的にお伺いいたします。
デジタル教科書にもなりますし、4月からは、連絡帳も電子化されるということで、間違いなく、今後はChrоmebооkを毎日持って帰って、また、毎日学校に持っていくのかなと思います。
私も、娘のランドセルを持ち上げると、もう何kgかは量ってはいないのですけれども、もう物すごく重いんですね。ちょっと試しに30分背負って歩いてみました。もう、次の日、本当に腰が痛くなってしまって、何かふざけているような話なのですけれども、本当に重くて、これ、小学校1年生、2年生の子とかだったら、もう大変だろうなというふうに思います。
私、本会議での一般質問でも、置き勉をしっかりお願いしますということで、分かりましたと言っていただいたはずなのですけれども、いろいろ状況があってか、全部教科書を持って帰りなさい、全部持ってきなさいという指導も相変わらず、よその学校でもあると聞いていますので、新年度になりますので、しっかりそこは置き勉も実施していただけますように、お願いしたいのですが、いかがでしょうか。
◎教育長 本日、午前中に、区立学校長会、今年度最後の校長会、二部制になりましたけれどもございました。
予算特別委員会でも、そういった御指摘がありまして、置き勉について、更に徹底するように、私の方からお話をさせていただきました。
◆
水野あゆみ 委員 すみません。最後なのですけれども、あとChrоmebооkについてなのですけれども、今、夜10時過ぎるとロックして見られないようになっています。私も、遅くなるともう10時過ぎに、娘の連絡帳を見せてもらおうかなと思うと、もうロックして見られないんですね。ちょっとこういった制限の緩和というのは、少し考えていただきたいのは、今後、デジタル教科書も入ってくる中で、テスト勉強したくても10時過ぎるとロックが掛かってしまうとか、いろいろあると思うんです。ここは、しっかり検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
◎教育政策課長 これまで、制限なく使っていただいていたのですけれども、ICTの推進協議会の
学識経験者の皆さんと協議をして、ある程度制限は必要だろうというようなことで改め、朝6時から夜の10時まで、インターネットにつながる時間ということで設定させてもらいました。しばらく、これ様子をみて、改めて、また協議会の中で、現場の意見を聞きながら、設定については、柔軟に運用していきたいなと考えてございます。
◆
水野あゆみ 委員 すみません。本当に最後なのですけれども、これ足立区のICT教育のこれを見ていたら、本当に4月から、学校のお手紙が段階的に電子化へというふうに書いてあって、いつでも、どこでも見られますと書いてあるんですよ。いつでも、どこでも、10時過ぎると、もういつでもではなくなってしまいますし、本当に、Chrоmebооk、Wi-Fiがつながらないところだと見られないんですね。なので、もう本当に保護者の端末から、スマホからも見られるように、そういった電子メールにつなげる機能だとか、そういったことも検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
◎教育政策課長 柔軟に対応できるように、検討していきたいというふうに考えています。
○かねだ正 委員長 その他、質疑はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○かねだ正 委員長 質疑なしと認めます。
それでは、委員長より委員の皆様に申し上げます。
本委員会における議論を更に深めるために、視察の実施について、正副委員長において協議をいたしました。つきましては、次回の委員会とは、別日程とはなりますが、渋谷区のICT教育システムの導入取組について視察を行いたいと思います。
御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○かねだ正 委員長 なお、先ほど申し上げましたとおり、今回は、委員会とは別日程ということになってしまいます。また、コロナの感染状況もございますので、参加については、なかなか難しいという方がいらっしゃるときには、委員長まで御相談をいただければと思いますので、よろしくお願いします。
それでは、御異議ないと認め、さよう決定いたしました。
視察の詳細につきましては、正副委員長に御一任をいただき、後日、各委員宛てに通知することにいたしますので、御了承願います。
それでは、以上で
文教委員会を終了いたします。
午後4時01分閉会...